北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場では,教育学研究院附属子ども発達臨床研究センターの園児約20名によるりんご狩り体験を9月19日(金)に行いました。
本センター園芸圃場で担当の技術職員に元気に挨拶をした後,まずはりんごの説明を聞きました。
この日収穫したりんごの品種は‘北上’で,蜜はあまり入らないすっきりとした味わいの早生品種です。例年よりも暖かい9月であったため,本来の収穫時期より若干遅れてしまいましたが,真っ赤に実ったつやつやのりんごに,子どもたちは目を輝かせていました。りんごが収穫できるまでに,実をきれいに色づかせるための葉むしりや,虫やカラスから実をまもるための袋掛け,樹へのネット掛けなどの作業工程があることを聞いた子どもたちの中から「どうしてネットを掛けるの?」という質問があり,「ネットをみんなが来る直前まで掛けておかないとあっという間にカラスに食べられてしまうんだよ。」と技術職員が答えるととても驚いた様子でした。
いよいよ収穫がはじまると,年少組の園児は低い枝に実ったりんごを穫ったり,収穫箱を台にしたり,先生や技術職員に枝を引き下げてもらったりしながらめいめいにりんごを収穫しました。また,年長組の園児は用意された大きな脚立に登って高い枝に実ったりんごを収穫したり,年少組の園児のために下に落としてあげたりして1本の樹のほとんどのりんごを収穫することができました。
リュックに満載のりんごを収穫できた子どもたちは,早速この日のおやつに食べるのを楽しみに満面の笑顔で圃場を後にしました。
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ネットを外すとカラスに食べられちゃうんだよ |
真っ赤でおいしそう |
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みんなたくさん獲れたかな? |
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(北方生物圏フィールド科学センター) |
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