経済学部,会計専門職大学院では,10月6日(月)及び20日(月)10時30分より2回にわたり文系共同講義棟1番教室にて,会計監査に関する特別公開講義を開催しました。
10月6日(月)には,東京証券取引所自主規制法人常任理事・土本清幸氏が,「上場制度と会計監査」というテーマで講義を行いました。国内外の金融市場の現状や,市場開設者の立場から上場企業に求められる要件や上場手続の流れについて,監査の役割を交えて具体的で詳細な解説が行われました。
受講者は,金融市場を円滑かつ健全に運営するために,監査制度が重要な役割を果たしているということを十分に理解できたものと思います。
10月20日(月)には,青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授・八田進二氏が,「今,監査が面白い!〜厳格監査に向かう中での課題とは?〜」というテーマで講義を行いました。今年6月から7月にかけて放映されたNHK土曜ドラマ「監査法人」の監修者の視点から,ドラマの1つのメッセージである「厳格監査」を取り上げて,近年の公認会計士監査をめぐる動きについて詳しい解説が行われました。
また,八田教授の長年の研究に基づいて,「厳格監査」を支える基礎としての監査人の職業倫理についてもわかりやすく説明してもらいました。
特別講義は,経済学部の通常講義の時間帯を使って行われました。経済学部,会計専門職大学院の学生はもちろん,学外からも多くの聴講者がありました。会場につめかけた聴講者は,時折ユーモアを交えた軽快な講義に,時間の経過を忘れて引き込まれていました。
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講義する東京証券取引所自主規制法人常任理事 土本清幸氏 |
講義する青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授 八田進二氏 |
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(経済学研究科・経済学部) |
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