酪農大・帯畜大・北大が「食の安全・安心を3大学と地域の連携で考える」と題し,連携シンポジウムを開催 |
酪農学園大学,帯広畜産大学及び北海道大学は,11月26日(水)に本学大学院農学研究院大講堂において,「食の安全・安心を3大学と地域の連携で考える」と題して3大学による連携シンポジウムを開催し,大学関係者,農業関係機関及び一般市民から約120名の参加者がありました。
3大学の連携は,いずれの大学も農学の伝統を有することから,以前から研究者・研究室単位等,部分的には行われてきました。このたび,酪農学園大学を代表校とした平成20年度文部科学省「戦略的大学連携支援事業」が採択され,各大学の全学的な取組みとして開始されたものです。
「戦略的大学連携支援事業」とは,大学改革を進める文部科学省の改革支援事業の一環で,地方の大学が連携することによって「知の拠点」を形成し,地域に貢献する大学像を目指すものとなっています。
今回の連携シンポジウムは,「食の安全・安心の基盤としての地域拠点型教育研究システムのネットワーク形成」という本事業の取組課題の一環として行われました。
酪農学園大学 谷山弘行学長及び本学佐伯総長(林理事・副学長代読)の挨拶の後,文部科学省高等教育局大学振興課 古田和之課長補佐から「戦略的大学連携支援事業」についての講演がありました。
引き続いて「地域拠点型教育研究システムのネットワーク形成」というテーマで3大学連携の中心となる「地域拠点型農学エクステンションセンター」の干場信司センター長,「サステイナビリティ学と3大学連携」というテーマで本学サステイナビリティ学教育研究センター 佐々木センター長,及び「地域と協働した商品開発と地域振興」というテーマで帯広畜産大学地域共同研究センター 関川三男センター長の講演がありました。
休憩をはさんで,「北大・畜大・酪農大3大学連携への期待と提言」と題したパネルディスカッションが行われました。コーディネーターに干場センター長,パネラーには,(独)農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター 新田恒雄企画管理部長,鹿追町農業協同組合 中野松雄常務理事,浜中町農業協同組合 高橋勇参事,(株)丸勝 梶原雅仁社長,COOPさっぽろ 石坂裕幸理事長補佐,及びJA北海道中央会 平山雅彦農業振興部長を迎え,それぞれから提言のあった後,聴衆を交えた活発な討論が行われました。 |
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佐々木サステイナビリティ学教育研究センター長の講演 |
パネルディスカッションでのパネラーからの提言 |
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(学務部教務課,農学院・農学研究院) |
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