2月13日(金),東京都港区赤坂の東京ミッドタウンにおいて,第2回「九大・北大合同フロンティア・セミナー」を「観光による地域マネジメント」をテーマに開催しました。
首都圏の企業や官庁などで活躍している両大学のOBやOGの皆さんをはじめとして,約100名の方が参加しました。
講演は,九州大学大学院芸術工学研究院の西山徳明教授,本学観光学高等研究センターの敷田麻実教授の順に行われ,休憩を挟み,両講師がパネリストとなり,九州大学大学院芸術工学研究院の朝廣和夫助教がコーディネーターを務め,本学観光学高等研究センターの山村高淑准教授がコメンテーターとなってパネルディスカッションが行われました。
九州大学の西山教授は「ヘリテージ・ツーリズムによる地域マネジメントの実践」と題した講演の中で,山口県萩市の萩まちじゅう博物館の取組をあげ,ヘリテージ(文化遺産)ツーリズムによる地域の自立モデルを紹介されました。
敷田教授は「エコツーリズムから地域マネジメントへの挑戦」と題した講演の中で,地域の期待が高まるエコツーリズムについて説明され,北海道浜中町の霧多布湿原の保全活動を事例にあげ,地域づくりから地域マネジメントへの「サーキットモデル」を,わかりやすく説明されました。
パネルディスカッションは,講演された「ヘリテージ」と「エコ」に対する質問を講演中にまとめてもらい,その質問に応える形で進められました。
今回のセミナーは,当セミナー初の試みとして有料で開催し,休憩中にビールや,オードブル等を提供しました。休憩後のパネルディスカッションでは,出席者からの質問も活発になり,所定の時間内には終了せず,終了後もパネリストが対応する一幕もあり,盛会裏に終了しました。
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講演中の敷田教授 |
講演を聞き入る参加者 |
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パネルディスカッション風景 |
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(学術国際部研究協力課) |
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