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アズマイチゲ (
Anemone raddeana
)
2008.04.22 北大構内
「春の妖精」と呼ばれるアネモネの一種で北大構内でも普通に見られる。葉の切れ込みが少なくて丸みを帯びる点で、花がよく似たキクザキイチゲとは容易に区別できる。本種の容姿はキクザキイチゲより断然上だが、花の色は白しかなくて華やかさにかける。もっとも、キクザキイチゲの濃い青紫色の花が見られるのは東北地方までで、北海道では殆どが白色の花である。高山植物の世界では、道産個体の方が本州産より花色が濃いのが一般的なのに、この仲間での逆転現象は不思議なことではある。
理事・副学長 岡田 尚武