触媒化学研究センターがアイオワ州立大学理工技術研究所と友好学術交流協定を締結 |
触媒化学研究センターは,3月10日(火)にアイオワ州立大学理工技術研究所と友好学術交流協定を締結しました。
アイオワ州立大学は,アメリカ合衆国中部のアイオワ州エイムズ市にある大学です。1858年創立で,学生数26,000人,教員数1,700人を有し,緑の多い静かな大学では,学生たちが自由闊達に勉学に勤しんでいます。この大学の特徴は,エネルギー省エイムズ研究所が隣接していることであり,大学の教員が研究所の研究員を兼務し研究活動を推進しています。また,理工学の学術研究を行う理工技術研究所を持っており,触媒に関連する基礎および応用についても活発に研究を行っています。同研究所では地産植物を原料とした触媒によるバイオ燃料合成やメソポーラス材料によるポリマー合成およびドラッグデリバリーシステムの構築など,世界でもトップレベルの触媒研究を行っています。
本センターは,世界的な触媒・表面科学の研究の拠点であり,数年前より世界的触媒研究のネットワーク形成事業を開始しています。これまでに,中国などのアジア地域,ドイツなどのヨーロッパ地域および米国の触媒拠点と部局間協定を締結し,人的交流,学生派遣,研究会開催,研究室設置などの活動を行ってきましたが,今回その一環として,米国の触媒拠点の一つであるこのアイオワ州立大学理工技術研究所と部局間協定を締結しました。
これまでアイオワ州立大学理工技術研究所とは,教員の個人レベルで交流を続けてきました。昨年6月および10月には先方の教授を本センター特任教授として招へいし,また10月には触媒化学研究センターから教員が訪問して共同研究を実施するなど,密接な関わりをもっています。そして,この共同研究を契機に部局間協定を結ぶ話し合いを始め,協定締結に至りました。
本協定に基づき,今後もこうした密接な関係を持つことにより,持続可能な社会の発展に欠かすことのできない学術基盤である触媒科学の発展に大きく貢献できるものと期待されます。 |
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アイオワ州立大学 |
協定書 |
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(触媒化学研究センター) |
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