高等教育機能開発総合センター高等教育開発研究部が中心となって企画・運営している北海道大学教育ワークショップが,「授業を変えるe-ラーニング」をテーマに6月5日(金)及び6日(土)の両日,奈井江町の「農業構造改善センター」を会場に合宿形式で開催されました。
このワークショップは,本学のファカルティディベロップメント(FD)の一環として平成10年度から実施しているものです。 今回は本学教員32名のほか,当日の講師等を含めた総勢41名で実施しました。
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教育ワークショップ参加者
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当日は,脇田理事・副学長からの挨拶があり,この後,「FDの目的と意義」のミニレクチャーから始まり,教育法の基礎と新しい教育手法について今回のワークショップのテーマである「e-ラーニング」を踏まえた活発な研修会が行われました。
ワークショップは,4グループに分かれてのグループ討論,成果発表,全体討論を1つのセットにした3つのセッションから構成され,授業を具体的に作ることを通して,授業の目的,内容(方略),評価方法の3つの基本的要素を体験的に学ぶことを目的に企画されました。
グループ作業内容
多様な分野の専門家が揃うように編成されたグループによる全学教育科目の設計を,下記のステップにより行いました。
1)授業科目名と目標の設定
2)目標の手直しと方略
3)方略の手直しと評価
グループ作業で設計した科目の類型
次のA〜Dの4グループに分かれ単位の実質化を目指すことに主眼を置いた科目設計を行い,その過程で,教育の基本的要素,授業設計の実際,授業方法の改善,評価法などについて学びました。
各グループが授業設計する科目の型:
A 一般教育演習(学生数20, 90分の授業を週1回で15週)
B 一般教育演習(学生数20, 集中授業5日間)
C 総合科目(大講堂,90分の授業を週1回で15週,6名程度の講師が交代で行う。)
D 大学院共通授業(90分の授業を週1回で15週,6名程度の講師が交代で行う。)
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