水産科学研究院が北海道立工業技術センターとの連携協定を締結
去る6月10日(水),水産科学研究院は,北海道立工業技術センターとの連携・協力に関する協定書の調印式を函館キャンパスで行いました。
両機関は平成15年から文部科学省の都市エリア産学官連携促進事業に参画し,ガゴメ昆布やイカ墨を使った商品の開発で大きな成果を挙げてきました。同事業は本年3月に事業が終了し,これまで築いた個人レベルのつながりを組織的なものとして継続させるため,この度の協定締結の運びとなりました。
協定事項は共同研究の推進や人材交流のほか,施設や機器の相互利用も進めていく予定で,学生にとって産業に近い場所で学ぶことはよい経験になることを期待します。
函館市は現在,「函館国際水産・海洋都市構想」を進めており,三浦 北海道立工業技術センター長は「双方が連携を強化することで構想の起爆剤になれば」と述べられ,原研究院長も「連携によって地域産業の可能性を広げていきたい」としており,この点で今後,地域の活性化が大いに期待されるところです。
協定書を手に地域産業の発展を誓う
三浦 北海道立工業技術センター長(左)と
原研究院長
(水産科学院・水産科学研究院・水産学部)