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平成21年度総長室重点配分経費「公募型プロジェクト研究等支援経費」採択結果

 本学の重点配分経費による「公募型プロジェクト研究等支援経費」について,平成21年度の募集に対する採択結果は,次のとおりです。
 「大型融合プロジェクト研究支援」は5件の採択(申請8件),「全国規模研究集会等の開催支援」は2件の採択(申請3件),「若手研究者自立支援」は38件の採択(申請70件)となり,採択総金額は51,900千円でした。

 

1 大型融合プロジェクト研究支援
  採択数 5件  採択金額 15,000千円

単位(千円)

採択者
所属・職名
研究題目
決定額
児矢野マリ
法学研究科・
 教   授
持続可能な21世紀社会に向けた環境法・政策の深化
−グローバルな環境法・政策の実現過程の動態−
3,000
瀬谷  司
医学研究科・
 教   授
ケミカルバイオロジーと遺伝子改変マウスを用いたがんの免疫療法の確立 3,000
樋田 京子
歯学研究科・
 特任准教授
がん制御を目指したがん間質組織の多様性解析 3,000
田口 精一
工学研究科・
 教   授
進化酵素とバイオリファイナリー原料が駆動する乳酸ポリマー生産微生物工場の開発研究 3,000
柏崎 晴彦
北海道大学病院・
 助   教
海洋資源を活用した生命機能バイオマテリアルの創出 3,000
 
2 全国規模研究集会等の開催支援
  
採択数 2件  採択金額 3,626千円

単位(千円)

採択者
所属・職名
研究題目
決定額
谷  知己
電子科学研究所・
 准教授
若手研究者主体の横断的研究交流による新規学術領域の創成 700
本間 研一
脳科学研究教育センター・
 教   授
脳科学研究の新展開:環境と生活史による脳機能の適応変化とその崩壊 2,926
 
3 若手研究者自立支援
  採択数 38件  採択金額 33,274千円

単位(千円)

採択者
所属・職名
研究題目
決定額
眞嶋 俊造
文学研究科・
 准教授
武力紛争における回復的正義に関わる研究 870
宮澤信二郎
法学研究科・
  特任准教授
企業戦略と法政策の連関分析のための基礎モデル構築を目指して 750
下村 太一
法学研究科・
  助  教
産炭地域振興をめぐる中央と地方の政治過程 584
Hazucha,
Branislav
法学研究科・
  助  教
デジタル時代における著作権法の充分な遵守を実現するための「説得」と「抑止力」の役割に関する実証研究−インターネット・ユーザを題材に− 1,000
大場 雄介
医学研究科・
  准教授
癌細胞の環境適応因子の機能解析 1,000
小林 純子
医学研究科・
  助  教
黄体機能調節因子のシグナル伝達におけるガレクチンの機能解明 1,000
宮本 直樹
医学研究科・
  特任助教
放射線治療における高精度疾患セットアップを目的としたホログラフィックプロジェクションシステムの基盤技術開発 1,000
阿部 薫明
歯学研究科・
  助  教
マイクロ/ナノ粒子の体内動態の解明とその到達臓器由来細胞への毒性評価 1,000
大賀 則孝
歯学研究科・
  助  教
緑茶カテキンによる腫瘍血管を標的とした新たながん治療の試み 1,000
梶井 貴史
歯学研究科・
  助  教
ゲノムワイド関連解析を用いた顎顔面変形症の発症予測システム構築 750
佐野 大輔
工学研究科・
  准教授
腸管系ウイルスの消毒剤耐性獲得メカニズム解明 750
森   傑
工学研究科・
  准教授
公共施設の複合化・用途転用とその建築計画技術に関する国際比較研究 1,000
山田 朋人
工学研究科・
  准教授
全球気候モデルと土壌水分特性を用いたアジア地域における河川流量予測 1,000
佐藤 太裕
工学研究科・
  助  教
ナノ構造体の優れた力学特性を利用した新しい高強度構造材料の創製 750
松本謙一郎
工学研究科・
  助  教
優れた物性を有するバイオプラスチックを生産するバイオプロセスの開発 570
村上 尚史
工学研究科・
  助  教
フォトニック結晶および液晶素子による焦点面マスクコロナグラフの開発 1,000
大田  寛
獣医学研究科・
  助  教
犬の炎症性腸疾患における接着分子クローディンの発現変動 1,000
岡松 優子
獣医学研究科・
  助  教
エネルギー消費組織:褐色脂肪の増殖・機能分化機構の解明 1,000
櫻井 達也
獣医学研究科・
  助  教
アフリカトリパノソーマとツエツエバエの相互作用に関する研究 750
池辺 将之
情報科学研究科・
  准教授
時間量子化器を有するCMOSイメージセンサ用小面積・高速A/D変換器の研究・開発 750
張  浩徹
理学研究院・
  准教授
自己組織化過程の定量化を指向したレドックス活性液晶の動的状態変換 1,000
渡邊  剛
理学研究院・
  講  師
サンゴコアセンター構想構築のための若手研究者ネットワーク形成 750
南谷 哲宏
理学研究院・
  助  教
大・小マゼラン雲中の巨大分子雲と星形成のサブミリ波観測による研究 750
齋藤  望
薬学研究院・
  准教授
遷移金属錯体による触媒的不斉多成分連結反応の開発と創薬化学研究への展開 1,000
中谷 朋昭
農学研究院・
  助  教
食をめぐる事件と食品関連企業の株価変動に関する計量経済学的研究 750
神谷 昌克
先端生命科学研究院・
  助  教
傷口の修復に関与する分子HCPの機能発現の分子機構の解明 750
古澤 和也
先端生命科学研究院・
  助  教
傾斜物性および構造異方性を有するゲルを用いた組織培養法の確立 1,000
北村 秀光
遺伝子病制御研究所・
  准教授
がん患者を対象とした樹状細胞の機能制御による新規がん免疫療法の開発 1,000
前田 直良
遺伝子病制御研究所・
  助  教
インフルエンザウイルスH1N1感染で発症する急性肺障害におけるインターロイキン−15,およびオステオポンチンの機能解析 750
大栗 敬幸
遺伝子病制御研究所・
  特任助教
癌ワクチンの開発を目指した新規癌抗原ヘルパーペプチドの探索 750
大西なおみ
遺伝子病制御研究所・
  特任助教
誘導発現型ヘリコバクター・ピロリcagA遺伝子導入マウスの作製 1,000
脇田 大功
遺伝子病制御研究所・
  特任助教
腫瘍内環境におけるIL-17産生γδT細胞を中心とした免疫制御機構の解明 750
高草木 達
触媒化学研究センター・
  准教授
一原子単位で厳密にサイズ制御した高性能担持金属ナノクラスター触媒の開発 1,000
青木麻衣子
留学生センター・
  講  師
多文化国家オーストラリアの留学生施策−基準の維持と支援の提供 750
木村 真明
創成研究機構・
  特任助教
酸素・イオン同位体に現れる分子構造の性質・発現機構の解明と恒星内部での元素合成過程への応用 1,000
佐竹 暁子
創成研究機構・
  特任助教
隔年開花の分子機構を探る:大規模野外実験と遺伝子発現解析 1,000
田中 良和
創成研究機構・
  特任助教
RNA修飾酵素Thilの分子機構の解明 1,000
多留 偉功
創成研究機構・
  特任助教
神経変性疾患と神経シナプス形成に関する実験モデル系の導入と生理機能解析 1,000
 
○総長室重点配分経費の審査について
区      分
申  請  対  象
【大型融合プロジェクト研究支援】
本学研究者をリーダーとして,大型融合プロジェクトを立ち上げ,大型の競争的資金(単年度1億円以上)への応募を行うものを対象とする。
会議出席,情報収集及び打合せなどの経費(旅費を含む),また,競争的資金獲得に要する必要な経費について総合的に支援する。
【全国規模研究集会等の開催支援】
本学研究者とリーダーとして,プロジェクト研究等をさらに展開するために必要とする全国規模の研究集会,集中討議,会議等の開催を対象とする。
全国規模の研究集会,集中討議,会議等の開催に要する経費(旅費も含む)について支援する。
【若手研究者自立支援】
若手研究者が自らの発想を豊かにし,将来の科学技術を担うための新しい経験,研究分野の開拓など,幅広く見識を重ねることを対象とする。
現在の研究テーマ推進のための経費としてだけではなく,新しいシーズの発掘のための調査経費,海外での研究ネットワーク構築などに要する経費について支援する。
・審査基準
 【書類審査】
 研究戦略室審査員による,書類(申請書)審査を実施。
 (全体)
  ・研究目的の明確さ・独創性
  ・研究の質の高さ
  ・研究の発展性
  ・研究実施体制の整備状況
 (大型融合プロジェクト研究支援)
  ・研究プロジェクトの準備状況
  ・研究代表者の研究遂行能力(大型の競争的資金による研究を企画・立案・推進する能力)
 (全国規模研究集会等の開催支援)
  ・全国規模の研究集会等の開催の必要性,研究目的等との関連性及び期待される効果等

 【ヒアリング審査】
  ・研究課題の主旨
  ・応募を予定している大型競争的資金等の名称
  ・今後の研究展開等

(学術国際部研究協力課)

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