部局ニュース

日韓ジョイントシンポジウム
2nd Symposium on Structural Analysis of Biological Macromolecules &
7th Japan-Korea Bilateral Symposium on Biological NMR

 7月27日(月)から28日(火)の2日間にわたり,シオノギ創薬イノベーションセンター産学コミュニティーホールにおいて,組織的な大学院教育改革推進プログラム「融合生命科学プロフェッショナルの育成」(FB-station)主催の国際シンポジウムを開催しました。
 本シンポジウムは,平成19年1月に9th Hokkaido University-Seoul National University Joint SymposiumのSatellite Sessionとして北大理学部で開催されたSymposium on Structural Analysis of Biological Macromoleculesの第2回であるとともに,大阪大学蛋白質研究所とソウル大学が中心となって開催されてきたJapan-Korea Bilateral Symposium on Biological NMRの第7回を兼ねています。
 理学研究院の河野教授,先端生命科学研究院の出村教授,大阪大学蛋白質研究所の阿久津教授,そしてソウル大学College of PharmacyのBong-Jin Lee教授の4名がオーガナイザーとなり,韓国から10名の研究者及び大学院生を招聘して行われました。本学の大学院生5名に加えて,大阪大学,京都大学,NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)の研究者及び大学院生8名に講演者として参加して頂き,23の講演及び18のポスター発表がありました。
 1日目は75名(学外23名,学内52名)が参加し,14の講演で活発な議論がなされました。特に京都大学の栃尾准教授のin cell NMRの発表は最新のトピックであり,その成功が祝福されました。また,大阪大学蛋白質研究所の藤原教授のクライオトロンを用いた高感度DNP測定法は今後の発展が期待される画期的な手法として注目を集めました。その後,本学の大学院生16名とソウル大学の大学院生2名による18のポスター発表がありました。夜にはレストランポプラで懇親会を開き,和やかな雰囲気で1日目を終えました。2日目は午前中のみのプログラムでしたが,54名(学外23名,学内31名)が参加し,9の講演が行われ,1日目に引き続き活発な議論がなされました。本シンポジウムではすべてのプログラムが英語で行われ,国際交流を経験する場を若手研究員や大学院生に提供することで,大学院教育の実質化に貢献できたと思います。雨天にもかかわらず,大勢の方にご来場頂きましたことを,心よりお礼申し上げます。
 なお,本シンポジウムにつきまして,FB-stationのHPでもご紹介しております。下記URLをご参照頂けましたら幸いです。
 http://altair.sci.hokudai.ac.jp/grad/fb_station/archives/category/events
 (タイトル:日韓ジョイントシンポジウム開催終了)
質疑応答の様子 シンポジウム参加者
質疑応答の様子 シンポジウム参加者
(理学院・理学研究院・理学部)

前のページへ 目次へ 次のページへ