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経済学研究科で講演会
「世界的不況とアジア金融危機の教訓」を開催

 経済学研究科は在札幌米国総領事館と共催で,7月17日(金)午後5時から人文・社会科学総合教育研究棟W103において,ボストン大学国際関係学部 准教授・アジア研究センター ディレクターで,日本,東アジアに関する論文,書籍を多数執筆されている,ウィリアム W. グライムス博士による講演会『世界的不況とアジア金融危機の教訓』を開催しました。
 講演では,現在の世界的経済不況と1997−98年にかけて起きたアジア金融危機を比較し,そこからどのような教訓を得られるか,そして将来においてこうした経済危機を回避するためにどのような政策,措置が有効なのかを丁寧に,熱く語っていただきました。多くの人にこの講演を聞いていただきたいという総領事館側の熱意から希望者には日英同時通訳を提供したこともあり,開催決定が遅かったにもかかわらず,教職員,学生,研究者,官公庁関係者,企業人など,70名以上の方々に参加していただきました。
 質疑応答では,出席者から英語で現状を踏まえながらのたくさんの鋭い質問があり,これに対して講師から予定時間をオーバーして丁寧な回答をいただきました。
講演するウィリアムW. グライムス博士 熱心に聞き入る参加者
講演するウィリアムW. グライムス博士 熱心に聞き入る参加者
(経済学研究科・経済学部)

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