部局ニュース

経済学部がディベート大会に向けてイベントを開催

 去る7月2日(木)の午後0時20分から人文・社会科学総合教育研究棟W103教室において,経済学部の主催による第6回ディベート大会に向けたイベントが開かれました。イベントは二部構成で,第一部のランチトークでは,昨年のディベート大会に参加した学生の体験談が語られ,第二部の講演会及び討論会では,今回の大会テーマである「グリーン・ニューディール」の現状,可能性,課題に関する報告や議論が行われました。
 ランチトークでは,経済学部4年生の小笠原明彦さん,中村優介さん,吉山奈々美さんに,大会に参加したきっかけや事前の準備,当日の試合の模様や会場の雰囲気,参加を通じて得られた気づいたことや学んだこと等について,ざっくばらんに話していただきました。参加した約30名の方は,ランチをとりながらリラックスした状態で,率直かつユーモアに富む語りに聴き入っていました。
 また,講演会では,環境と経済の問題に精通している本学公共政策大学院の吉田文和教授に,グリーン・ニューディールの背景や欧米での先進的な取り組みをご紹介いただいた上で,わが国の現状や課題とその解決の道筋についてご説明いただきました。
 さらに,討論会では,コメンテーターとして本学経済学研究科の小島廣光教授と西部忠教授をお迎えし,お二人のコメント及びご質問に吉田先生がお答えするかたちで議論を行っていただきました。短時間にもかかわらず,グリーン・ニューディールの実践における政府,企業,NPO間の関係のあり方,地域コミュニティの役割といった多角的かつ興味深い視点に基づく質疑が展開されました。約60名の参加者の方は,示唆に富む議論から大いに知的刺激を受けたようで,フロアとの質疑の際には,積極的に鋭い質問を投げかけていただきました。
 イベント終了後,参加者の方から大変興味深く参考になったという感想が数多く寄せられています。本イベントによって,10月24日(土)に開催されるディベート大会当日に,「わが国の現状を正確に把握した上での,独創的な政策」が一つでも多く提示されましたら主催者側として幸いです。
 最後に,本イベントにご協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

ランチトークの様子 討論会の様子
ランチトークの様子
討論会の様子
(経済学研究科・経済学部)

前のページへ 目次へ 次のページへ