4月9日(木)から7月30日(木)の毎週木曜日,全15回にわたって公開講座「廃棄物学特別講義−循環型社会を創る−」が開催されました。
私たちの周りにはさまざまな環境問題がありますが,中でもごみ問題は最も身近なもののひとつです。ごみは私たちの生活を含めた社会から生み出されるため,ごみ問題を解決するためには,技術だけではなく,リサイクルや処理の仕組み,それを効率的に運用するための経済的手段,排出者である市民とのかかわりなど,社会的な理解とアプローチが必要です。また,発生した後に対策をとるのではなく,発生段階,さらには販売・製造段階からのライフサイクルにわたる総合的な取組が必要です。本講座は,本学でごみ(廃棄物)にかかわる研究を行っている工学,農学,情報科学,化学,経済学,心理学など,専門の異なる教員が担当しています。
また,本講座は,大学院共通授業科目を公開講座として学外に公開しているものです。講義はすべてビデオ教材として収録されており,工学系教育研究センターにe-learning講座の受講を申請すると,遠隔地からも受講することができます。 |