高等教育機能開発総合センター及び,教育学研究院,総務部人事課,学務部教務課が主催した北海道地区大学SD研修「大学職員セミナー」を「大学職員の働きがいとキャリア形成」をテーマに10月15日(木)及び16日(金)の両日,歌志内市のかもい岳温泉ホテルを会場として開催しました。
「大学職員セミナー」は,平成18年度より高等教育機能開発総合センターと教育学研究院を中心に公開講座として実施されてきましたが,本年度より新たに職員研修として位置づけられ,今回は本学所属の9名のほか,道内国公私立大学及び高等専門学校10機関13名の計22名の職員が参加しました。また,高等教育機能開発総合センターから4名,教育学研究院から2名の教員が本研修のサポートにあたりました。
北海道大学情報教育館での開講式の後,場所をかもい岳温泉ホテルへと移し,研修が始まりました。紅葉深まるなか,池田輝政氏(名城大学副学長)の「大学改革と職員の本気度」及び,志水章人氏(大学コンソーシアム京都事務局次長)の「大学職員に求められる能力とはどういうことか」の2つの講演をいただき,受講生は熱心に聴き入っていました。また,2日間にわたる「大学職員の働きがいとキャリア形成」をテーマとしたワークショップでは,所属機関や担当業務が異なる職員同士が,自由闊達に意見交換をする光景がみられました。
研修を終え,参加者から次のような感想がありました。「合宿という形式がよかった。」,「思いがけない他大学での問題解消法など,職場に帰って参考になる話をたくさん聞くことができた。」,「教育の専門家集団との連携であることで,ワークショップ等で助言をいただくなど,職員間では偏りがちな意見交換に際して,第三者の視点を得ることができ良かった。」,「グループワークは初めての経験だったが,こんなに楽しいものとは思わなかった。一つの目標に向け,全員が同じ方向を向いて作業を行なうことで,一体感が生まれ,とても良い雰囲気だった。今後の業務に生かしたい。」。
今後は,本研修を大学間の交流とネットワークづくりの場として継続させていくとともに,このような取り組みを通じて,大学職員に関わる問題を大学全体で共有し議論する「教職協働」を発展させていくことが期待されています。 |