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薬学部第12回生涯教育特別講座 秋季公開シンポジウム・教育講演の開催

 薬学部生涯教育特別講座は,同窓生を含む医療関係者および一般市民を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的としており,本年度より春秋年2回の開催となりました。
 今回,第12回生涯教育特別講座 秋季公開シンポジウム・教育講演を10月17日(土)に,本学薬学部臨床薬学講義室において開催しました。当日は,同窓生に加えて,薬学部のホームページより本講座の開催を知った市内外の薬剤師など,主催者の予想を大きく上回る126名もの参加者がありました。
 第1部の公開シンポジウムでは,道内3施設に薬剤師として勤務する本学部卒業生が最新の薬剤業務について講演を行いました。旭川医科大学病院薬剤部の小野尚志先生は「薬剤師による喘息専門外来」,北海道薬科大学の山下美妃先生は「米国における薬剤師業務と薬学教育の現状」,北斗病院薬剤科の工藤雅史先生は「PETと薬剤業務」と,その内容は多岐に渡っており,薬剤師という職業が有する多くの可能性を提示するものでありました。
 第2部の教育講演では,熊本大学薬学部の平田純生教授より「慢性腎臓病における薬物療法・薬剤師としてなすべきこと」という題で,慢性腎臓病における薬物療法の具体例を通じ,薬剤性副作用を防ぐ上での薬剤師が果たすべき役割・自己研鑽の重要性についてのお話を頂きました。会場からは数多くの質問が寄せられ,活発な議論が行われました。

 
熊本大学薬学部の平田先生による講演 会場風景
熊本大学薬学部の
平田先生による講演
会場風景
 
(薬学研究院・薬学部)

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