寄稿

北大での研修を通じて感じたこと

学務部キャリアセンター 中 原 貴 弘
 

◎はじめに
 平成21年7月1日より学務部キャリアセンターにて研修させていただいております中原貴弘です。北海道大学と株式会社ディスコとの間で実施している相互派遣研修プログラムの一環で派遣されて参りました。着任してはや9カ月が過ぎ,すっかりキャリアセンターの一員として馴染んでしまいました。派遣期間があと3カ月を残すのみとなってしまったことがとても残念で堪りません。
 さて,まずは自己紹介として,所属している株式会社ディスコについて少しご説明させていただきます。株式会社ディスコは学生向けの就職情報サイト『日経就職ナビ』を日本経済新聞社と共同運営したり,就職・転職支援を行うなど,いわゆる総合人材サービスを手掛けております。さらに,教育機関の志願者募集支援や,企業の採用業務支援も行っています。一例として,本年度の秋に東京,大阪,名古屋で開催された北海道大学進学相談会の運営も当社がお手伝いしておりました。私自身は本学へ派遣される直前の2年間は,企業の新卒・中途採用業務を成功させるべく,人事担当者と一緒に選考の仕組みや広報手段を考えたりしておりました。顧客としてはメガバンク,生損保,自動車メーカー,電機メーカーなど数社を担当しておりました。

◎学生と接する責任感
 キャリアセンターに着任してみて最もやりがいを感じるのは,学生の進路選択の現場に立つことで,学生の成長を肌で実感できることです。個別の就職相談などを通じて,直接的に手ごたえを感じられるのは,とてもやる気をかき立てられます。着任して間もない頃,最終面接で何度も落ちたと悩む,ある修士2年生に面接の相談に乗る機会を得ました。彼はある程度自分の考えを言葉で説明できていたので,どうすればより説得力のある話し方ができ,相手に印象を残せるかを中心にアドバイスしました。その1週間後『やっと意中の食品メーカーから内定を得た』と連絡をもらえたときには自分のことのようにうれしく思いました。学生と接するのは本人の将来を左右することにつながりますので,責任を感じながら接するように心掛けております。
 秋からはキャリアセンター業務が本格化しました。12月から1月にかけてはキャリアセンターにとって主要な事業である企業研究セミナーの運営にもかかわりました。さらに,今年度から新設した小規模講座で業界研究講座の講師も一部担当しています。6月までは息をつく間もなく忙しい毎日が続きそうです。
 北海道大学は部局が多く,学生のニーズは多岐に渡ります。就職活動に取り掛かる時期ひとつを取っても,10月から動く学生がいれば,年明けになって初めてキャリアセンターへ顔を出す学生もいます。学部生,院生でも就職への志向は異なります。学生のニーズを的確に把握し,キャリアセンターは何ができるのか,何をすべきなのかを,キャリアセンターの一員として日々考えを巡らせる毎日です。

◎残り期間も全力で
 この1年間,株式会社ディスコにとっての顧客である大学生にとても近いところに身を置けることは,何事にも代え難い貴重な体験であると感じております。残りの期間,できる限り勉強させていただき,帰任後には,例えばキャリアセンターと共同の企画を立ち上げるなど,北海道大学にとってメリットとなることができたらと考えております。
 今後,何かの折に,ご一緒にお仕事させていただくときには,何卒ご指導のほど宜しくお願いいたします。

 
学生の相談に乗る中原氏
学生の相談に乗る中原氏
 

前のページへ 目次へ 次のページへ