昨年度,国際企画課国際教育連携支援チームは高等教育機能開発総合センターとの共催で,「英語による授業に関するFDプロジェクト」として英語で授業を行う教員向けのサポートプログラムに取り組みました。その一環として,昨年6月から今年2月にわたり標記のテーマでFDプログラムが実施され,6名の教員が受講しました。
このプログラムは,これから英語による授業を増やしていく初期段階の研究科向けに,汎用性のあるプログラムの先行モデルを作ることを目的として開発されました。全6回のワークショップを開催し,デモレッスンとピアレビュー,英語での授業に関連したテーマについてのディスカッションを行い,他の教員との積極的な意見交換を通して実践的なスキルアップを目指しました。
7月には特別セッションとしてナイキスト教授(ワシントン大学教育開発研究センター名誉センター長)によるマイクロティーチング・ワークショップを行いました。デモレッスンをビデオ録画し,その場で再生して自分の授業の様子を見た後に,お互いの良い点から学ぶ姿勢を大切にした建設的なフィードバック(constructive feedback)を行う手法は,その後の5回のワークショップに取り入れられました。
3月31日(水)には修了式及び意見交換会が行われ,佐伯総長から参加者6名に修了証書が授与された後,脇田理事・副学長(教育担当),本堂理事・副学長(国際交流担当),高等教育機能開発総合センターの関係者も交えて活発な意見交換が行われました。参加者からは,同様のプログラムを今後広く学内で実施する場合の改善案とともに国際化に関する意見などが述べられました。今後は高等教育機能開発総合センターが,英語での授業に関するFDプログラム開発を引き続き行っていくことになります。
本プログラムの詳細については,本年3月に全教員及び関係職員に配付した報告書をご参照ください。また,ホームページにも資料や報告書などを,随時掲載しますので,ホームページの「国際化加速の取組(ダブル・ディグリー,英語による授業のFD 等)」をご覧ください。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/e/wabun/index.html
本件に関するお問い合せは,国際企画課国際教育連携支援チームまでお願いいたします。
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