平成18年度の設置から4年となる生命科学院では,平成21年度開講の21授業科目について授業アンケートを実施しました。「授業アンケート集計結果」に基づき,概して,以下のように要約することができます。 |
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全ての授業について適切にシラバスが作成され,それに沿って授業が進められている。講義レベルも適切であると考えられる。 |
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教員の講義への取り組みは,学生から好意的に評価されている。しかし,学生の授業への参加を促す努力は不十分であると考えられる。 |
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ほとんどの授業において,それぞれの授業のため確保している予習や修復の時間は30分以下と少ない。しかし,別に実施した調査によって,一日あたりの自主的学習時間が2.1〜3.0時間とする学生が多いという実態が判明していることから,学生が,自分の研究(セミナーの準備を含めて)のための学習時間は確保していると思われる。 |
(4) |
学生は,授業が自分の専門分野に関する知識の修得や研究遂行に役だっていると考えている。 |
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生命科学院において開講している授業のほぼ全てが,学生からおおむね良好な評価を得ていることが窺えますが,他方,個別の授業科目レベルでは,改善を求める自由意見が寄せられました。今回の授業アンケートの結果を今後の教育の質的向上に活かすため,すべての授業担当教員が参加して,それぞれの科目ごとに,優れている点と改善すべき点について検討しました。この取り組みを通して,教員が,学生による授業評価の結果を知り,教育効果を上げるにはどのような授業の進め方がよいのかについて認識を深めることができました。 |
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(生命科学院・先端生命科学研究院) |
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