総合博物館で北大教育GP主催「卒論ポスター発表会」開催 |
総合博物館では,北海道大学教育GPの社会体験型科目の一環として,平成20年度より,卒論ポスター発表会を開催しています。この春北海道大学を卒業するさまざまな学部・分野の大学生が,北大での4年間で学んだことや研究した成果を1枚のポスターにまとめて発表するもので,学会での発表とは異なり,一般市民や他分野の学生にも理解できるようなポスターを作成し,わかりやすく説明することが求められます。自らの卒業研究を市民に向けて市民の方々や他分野の学生に分かりやすく発表し,質問等に応答することで,コミュニケーション能力の涵養を図ることを目的としています。
今年度は,2月27日(土)と28日(日)の両日,北大総合博物館の「知の交流」コーナーにおいて開催されました。ポスターとHPでの公募により,水産学部から1名,経済学部から1名,文学部から2名,理学部から3名,農学部から1名,教育学部から1名の合計9名の発表者が参加しました。発表者は,2日間に渡りポスター展示を行い,2日目は発表者がポスターの前に立ち来場者に向けて発表を行い,質問等に応答しました。また,2日目の午後にはPRタイムを設け,発表者が3分ずつそれぞれのポスターの内容や見所などを紹介しました。最後に,2日間の来場者の投票による来館者賞と,市民5名と教員5名から成る審査員の投票による優秀賞を決定し,表彰式と講評会を行い,来館者賞は,教育学部の桜庭那々美さんが,優秀賞は,文学部の山田今日子さんがそれぞれ受賞しました。
来場された市民の方々にとっては,北大の学生がどのようなことを学び,研究しているのかを知る良い機会となり,一方,来場された教員や学生にとっては,普段は知ることのない他学部の研究成果を知る良い機会となりました。また,発表した学生達にとっては,卒業研究を分かりやすく1枚のポスターにまとめる,それを異なる分野の方々に分かりやすく伝える,さまざまな質問に丁寧に答えるなど,普段の学生生活では味わうことのできない貴重な経験を数多く積む良い機会となりました。
なお,来年度も引き続き開催して行きますので,ご協力のほど,よろしくお願いいたします。 |
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会場の様子 |
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(総合博物館) |
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