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平成22年度北海道地区大学SD研修「大学職員セミナー」を開催

 教育学研究院,高等教育推進機構高等教育研究部生涯学習計画研究部門,総務部人事課及び学務部教務課の主催する標記研修が,10月13日(水)から14日(木)まで,百年記念会館を会場として開催されました。
 本年度は「大学職員の意識改革とキャリア形成」のテーマのもと,本学職員14名を含む,道内の国公私立大学,短期大学,高等専門学校から38名の受講生が参加しました。
 1日目は,杉重夫理事・事務局長,所伸一教育学研究院長の挨拶で開会ののち,福島一政氏(愛知東邦大学理事)による「大学改革と職員の役割」を主題とする基調講演が行われました。自身の日本福祉大学職員時代の経験を踏まえながら,大学改革という大きな潮流のなかで位置づけられる新たな職員像などの話に対して,受講生は熱心に耳を傾けていました。続いて,中島英博氏(名城大学大学・学校づくり研究科准教授・高等教育推進機構客員准教授)による,道内国公私立大学の課長職を対象にした面接調査の結果を踏まえた,「大学職員はどう育つか」に関する報告が行われたのち,ワークショップがはじまりました。
 ワークショップでは,(1)職員意識,職場意識の現状から問題点を探り,(2)そのような問題に対し個々に取り組むべき改善策を話し合うとともに,(3)それらを進めていくために求められる大学の改革について意見交換が行われました。1日目終了後には情報交換会が行われ,普段交流することの少ない,他大学や他部局の受講生同士で親睦を深めていました。
 2日目は,佐藤浩章氏(愛媛大学教育学生支援機構准教授)による報告から始まりました。四国地区における先進的なSDの事例などを参考として,「大学職員に求められる能力について考える」というテーマで報告を受けたのち,ワークショップが熱心に続けられ,最後にグループごとに成果発表を行いました。
 事後アンケートによると,参加者の多くは,国公私立の様々な機関から,経験も年齢も異なる多様な職員が集まって,職場を離れた「ふり返り」の機会が貴重であるとの感想を述べていました。

 
福島愛知東邦大学理事による講演 ワークショップの様子 SD研修参加者での集合写真
福島愛知東邦大学理事による講演 ワークショップの様子 SD研修参加者での集合写真
 
(学務部教務課)
 

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