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「JSPS日韓拠点大学交流事業セミナー」を函館で開催

 12月8日(水)と9日(木)の2日間,日韓拠点大学交流事業によるセミナーを函館花びしホテルにて,韓国から35名の研究者を招待して開催しました。
 本セミナーは,日本学術振興会(JSPS)の採択事業「拠点大学交流事業」の一環として,毎年,開催地を日本と韓国交互に決めて開催してきました。
 10年計画でスタートした本日韓拠点大学交流事業も今年で最終年を迎えました。毎年約100名もの研究者が共同研究やセミナーで交流を続けており,この中には大学教員や研究者ばかりでなく,将来,この分野で活躍するであろう大学院生なども含まれます。
 本セミナーでは,今回のテーマである「持続可能な水産業への提言」について,環境,漁業,増養殖,食品利用の4分野の共同研究グループが研究成果を報告し,10年間の総括をするとともに,その成果を持っていかに持続可能な水産業を実現するかについて議論しました。
 また今年は,次の時代を担う大学院生によるポスターセッションをプログラムに組み込み,来日した韓国側の若手研究者との交流を活発に促すとともに,ベストポスター賞を選考し授賞式を行うなど大いに盛り上がりました。
 ハードなスケジュールでしたが,参加者にとって,異文化理解を促進し,水産海洋をめぐる現状を知り,将来の在り方を考えた貴重な2日間になりました。また,今後も大学院生の短期交換留学など,次世代を担う若手研究者のさらなる交流が大いに期待されます。
 なお,本セミナーは「サステナビリティ・ウィーク2010」の行事の一環として実施されました。

 
大学院生によるポスターセッションの受賞者と日韓両コーディネーター セミナー参加者の記念撮影
大学院生によるポスターセッションの
受賞者と日韓両コーディネーター
セミナー参加者の記念撮影
 
(水産科学院・水産科学研究院・水産学部)
 

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