7月2日(土)に,さわやかな初夏の日差しのもと,第50回全国七大学総合体育大会「記念碑除幕式」,「総合開会式」及び「レセプション」の挙行,並びに第50回大会を記念して制定された大会「公式ロゴ」のお披露目を行いました。
本式典及びレセプションには,大会会長の佐伯 浩 北海道大学総長,大会副会長の井上明久 東北大学総長,濱田純一 東京大学総長,濱口道成 名古屋大学総長,松本 紘 京都大学総長,永田雅人 京都大学体育会会長,鷲田清一 大阪大学総長,有川節夫 九州大学総長,大会特別協賛の松尾浩也 社団法人学士会理事長,大会参与の山口佳三 北海道大学理事・副学長及び各大学の理事・副学長,大会実行委員長の石川了慈(北海道大学体育会 文学部4年次),大会副実行委員長の長谷川知世 北海道大学体育会委員長(工学部4年次)及び各大学の体育会委員長等,7大学の学生及び職員,並びにこれまで同大会の運営に携わられた7大学のOBの方々,北海道大学生活協同組合を始めとする後援・協賛企業等の方々の約250名が参加しました。
今回の大会は,東日本大震災の発生により,通常の開催が危ぶまれた時期もありましたが,7大学の実行委員の幾度にも渡る話し合いを経て,順位を付す通常開催となったものです。
全国七大学総合体育大会は,昭和37年度に第1回大会を本学が主管校として開催し,本学は同大会の発祥の地です。昭和36年に北海道大学体育会委員長に就任した阿竹宗彦氏は,セミプロ化しつつある学生スポーツ界へのアピールとして,「学生自身の運営する総合体育大会」が必要と考え,競技ごとに個別に行われていた七帝戦を総合化した「国立七大学総合体育大会」の開催を提唱し,全国を駆け巡り各大学の賛同を得たことが,同大会誕生の発端となっています。
今回は,平成22年12月11日(土)からの「アイスホッケー」を皮切りに,9月21日(水)までの間に全31競技種目が行われ,全国から約8,000名の学生が北海道に集います。
競技に参加される学生の皆さんには,大いに競い,楽しみ,友情を育み,一生の思い出となるような,素晴らしい第50回記念大会となることを切に願っています。
1.記念碑除幕式
同日午後3時から,クラーク会館正面において,全国七大学総合体育大会「記念碑除幕式」を行いました。
同大会の第50回目を記念して,第1回大会の開会式が行われた「クラーク会館」の正面芝生に「七大戦茲に始まる」と題した記念碑を建立したものです。
最初に第二十七代応援吹奏団によるファンファーレが演奏され,大会会長及び大会副会長,大会実行委員長及び大会副実行委員長,第1回大会実行委員長の阿竹宗彦氏のご令嬢 阿竹梨枝子氏,同大会の提唱者で昭和35年の北海道大学体育会委員長の稲見芳治氏の18名により除幕が行われた後,第百代応援団による7大学へのエールが披露されました。続いて,佐伯総長からの大会会長挨拶,石川大会実行委員長からの挨拶があり,盛況のうちに終了しました。
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記念碑除幕の瞬間 |
除幕後に7大学へのエールを行う 第百代応援団 |
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佐伯総長の大会会長挨拶 |
各大学総長及び副学長,来賓の方々 |
2.総合開会式
同日午後3時30分から,クラーク会館「講堂」において,第50回全国七大学総合体育大会「総合開会式」を行いました。
最初に石川大会実行委員長から開会宣言があり,大会役員等の紹介,前回の第49回大会総合優勝校を代表して,大阪大学体育会委員長の仲澤貴史さんから佐伯総長に優勝旗・優勝杯の返還が行われた後,佐伯総長からの大会会長挨拶,石川大会実行委員長からの挨拶,長谷川大会副実行委員長からの主管校代表挨拶,次期主管校の有川九州大学総長からの来賓挨拶,松尾社団法人学士会理事長からの来賓挨拶が行われました。次に,本学男子バレーボール部主将 児玉庸平さん(理学部4年次)による選手宣誓が行われ,第50回大会を記念して制定された「公式ロゴ」のお披露目,第50回大会マスコット「ポプ等(ぽぷら)」の紹介に続いて,大会副実行委員長による各校のペナント交換,各大学紹介ビデオとビデオレターの上映が行われ,最後に第百代応援団及び第二十七代応援吹奏団による「校歌 永遠の幸」,「演目 学生注目」,「北大第三応援歌」が披露され,大盛況のうちに終了しました。
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開会宣言を行う石川大会実行委員長 |
優勝旗返還の様子 |
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佐伯総長の大会会長挨拶 |
選手宣誓の様子 |
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ペナント交換の様子 |
第百代応援団と第二十七代応援吹奏団 による演舞 |
3.レセプション
同日午後5時30分から,福利厚生会館「北部食堂」において,北海道大学生活協同組合及び協賛企業の協力のもと,「レセプション」を行いました。
レセプションには,記念碑除幕式及び総合開会式に参加された方々に加え,本学公認学生団体の学生も合わせ約300名が参加のもと,最初に佐伯総長から大会会長挨拶があり,続いて大会会長及び大会副会長の8名による鏡開きが行われた後,山口理事・副学長による乾杯の発声がありました。次に,阿竹氏及び第1回大会の実行委員を務められた7大学のOBの方々の紹介及び梶野亮一 京都大学OBからの挨拶があり,本学公認学生団体チルコロ・マンドリニスティコ「アウロラ」による,マンドリンオーケストラ曲「祝宴」と葉加瀬太郎作「情熱大陸」の美しい演奏の後,大会副会長6名からの来賓挨拶,大会副実行委員長7名からの大会抱負があり,最後に本学公認学生団体民謡研究会合唱団「わだち」による,「参差踊り」と「屋台囃子」の躍動感あふれる演舞が披露され,大盛況のうちに終了しました。
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山口理事・副学長の乾杯の発声 |
阿竹氏及び第1回大会の実行委員を 務められた7大学のOBの方々 |
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アウロラのマンドリン演奏 |
歓談の様子 |
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大会抱負を述べる 長谷川大会副実行委員長 |
民研わだちの演舞 |
●記念碑の碑文

●全国七大学総合体育大会「公式ロゴ」紹介
これまでは,大会ごとに「大会マスコット」を作成して大会を盛り上げていましたが,七大戦の統一的なシンボルマークは設けていませんでした。このたび,全国七大学総合体育大会が,記念すべき第50回を迎えるにあたり,その記念として「公式ロゴ」を制定したものです。
2月5日(土)から5月20日(金)までの期間,ウェブサイトにより全国に広く公募を行い,約200作品の応募が寄せられました。このなかから,北海道大学体育会で14作品を候補に選定し,最終的に7大学の学生からなる「第50回全国七大学総合体育大会実行委員会」において,公式ロゴが決定しました。今後,七大戦の顔として,みなさんに末永く愛されることを願っています。
「公式ロゴの解説」
全国七大学総合体育大会を大学(University)の「U」躍動感あふれる7つのフォルムで7大学をイメージしました。いろいろな種目,大会で競い合う様子を表現しました。製作者:神保米雄 氏(千葉県在住)

(学務部学生支援課)
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