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第9回北大・九大合同フロンティア・セミナーの開催

 10月20日(木),東京ステーションコンファレンス(東京都千代田区丸の内)において,第9回北大・九大合同フロンティア・セミナーを,「はやぶさのその後,イトカワの石から見えたモノ」をテーマに開催しました。
 本学と九州大学は,それぞれの大学が現在進めている研究を,広く産業界,社会人,同窓生の皆様に知っていただき,各分野の方々との連携・交流を深めるため,標記セミナーを平成20年度より合同で開催しています。
 第9回目となります今回のセミナーは,今話題の「はやぶさ」「イトカワ」がテーマになっていることもあり,200名を超える方々にご参加いただきました。
 最初に登壇された本学の圦本尚義教授(理学研究院)は,「惑星探査機はやぶさによりわかりつつある新しい太陽系像」と題し,はやぶさが小惑星イトカワへの旅を終え持ち帰った微粒子の分析結果及び進展しつつある太陽系の起源研究について講演されました。
 次に,九州大学の奈良岡浩教授(理学研究院)は,「はやぶさ計画と太陽系・宇宙の有機物」と題し,太陽系や宇宙における生命の普遍性とポストはやぶさ計画の意義について講演されました。
 休憩をはさんで行われたパネルディスカッションでは,本学の田中秀和准教授(低温科学研究所)がコーディネーターとなり,講演をおこなった圦本尚義教授及び奈良岡浩教授がコメンテーターとなって,講演された内容を中心に,参加者との質疑応答を盛り込む形で進められました。参加者からは様々な質問が寄せられ,盛会のうちに終了しました。
 なお今後も,12月6日(火)午後1時30分より都市センターホテル(東京都千代田区平河町)で「自然エネルギーの今後」をテーマに第7回北海道大学・九州大学合同活動報告会の開催を,平成24年2月3日(金)午後6時30分より東京ステーションコンファレンス(東京都千代田区丸の内)で第10回九大・北大合同フロンティア・セミナーの開催を予定していますので,これらのイベントにも多くの皆様のご参加を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

講演中の圦本教授 パネルディスカッション風景
講演中の圦本教授 パネルディスカッション風景

(研究推進部研究企画・推進課)


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