10月24日(月),医学部学友会館「フラテ」において,医学研究科とトルコ・イズミール大学医学部(Dokuz Eylül University Faculty of Medicine)は,部局間交流協定を締結しました。
イズミール大学は,トルコで最も優れた総合大学の1つで,1982年にイズミール市に設立されました。現在,医学部,理学部など12の学部・大学院からなっており,同大学医学部は,トルコにおける脳科学の拠点であり,欧州の脳科学学会との窓口ともなっています。
本研究科とイズミール大学との交流は,2009年10月京都で行われた第6回アジア睡眠学会において,イズミール大学の 教授から本研究科の本間研一特任教授に,睡眠研究に関する共同研究の提案があったことから始まりました。翌2010年5月,本間特任教授はイズミール市で開催されたトルコ・日本睡眠フォーラムに招かれ,その際イズミール大学医学部を訪問し, 教授との共同研究を具体化しました。その後も学会への招へいや講演会,討論会を重ね,今日に至っています。
調印式には,イズミール大学からは 教授,本研究科からは玉木長良研究科長,笠原正典副研究科長,吉岡充弘教授,本間研一特任教授,本間さと特任教授,高野廣子講師,西出真也助教,山仲勇二郎助教,ならびに榎木亮介助教が出席しました。
今回の部局間交流の締結により,西アジアに位置するトルコを通じて多様な文化と学問に接することが期待できます。また,イズミール大学で展開されているユニークな問題解決型教育を参考とし,大学院教育の改善に資することができると考えられます。今後は研究者レベル,大学院生レベルの共同研究を幅広く推進し,同大学の豊富な人的あるいは物的な資源を活用した,大規模な研究を展開することが期待されます。
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調印式の様子 |
調印式における記念撮影 |
(医学研究科・医学部)
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