水産学部附属練習船おしょろ丸が,岩手県立宮古水産高校の乗船実習を行いました。
これは岩手県の共同実習船「翔洋」が東日本大震災により被災し,解体,廃船となったため,実習の継続が出来なくなったことにより,岩手県からの要請を受け実施したものです。10月2日(日)に函館港を出港,翌3日(月)に岩手県宮古港に入港,同校海洋技術科の1年生38人,2年生11人,教諭2名及び翔洋の船長が乗船し,おしょろ丸教員の指導のもと,4日間の実習を行いました。漁業従事者及び船舶職員として必要な基礎知識,技術の習得を目的とした,東北沖合での海洋観測実習,いか釣り・解剖実習,操船実習,船橋・機関室当直実習,魚肉ソーセージ実習など多くの項目を現場で体験しました。
本乗船実習は今後も継続的に行い,東北地方の水産高等教育に貢献したいと考えています。
【おしょろ丸紹介】
竣 工 |
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昭和58年12月23日 |
総 ト ン 数 |
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1,396トン |
全 長 |
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72.85m |
乗 組 定 員 |
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106名 |
年間航海日数 |
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約175日 |
航 海 海 域 |
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北海道周辺〜日本海全域,東シナ海,北太平洋,ベーリング海, 北極海 |
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初めて釣ったイカを手に満足気な 同校高校生 |
おしょろ丸女性航海士による操船指導 |
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おしょろ丸船員によるロープワーク指導 |
下船する同校高校生と 被災した宮古港の様子 |
(水産科学院・水産科学研究院・水産学部)
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