10月15日(土),薬学部臨床薬学講義室において生涯教育特別講座・秋季講演会が開催され,薬学部同窓生,薬学部学生・教員など93名が参加しました。
薬学部生涯教育特別講座は,薬学部同窓生を含む医療関係及び関連領域の仕事に従事される方を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的として実施しています。
はじめに医学研究科救急医学分野教授 丸藤 哲先生から「災害医療と災害医学」について講演があり,災害医療に関する基本の説明と,災害発生時の対応だけでなく,そのための備えや訓練が重要であることを解説していただきました。日本医科大学千葉北総病院 主任薬剤師 渡邉暁洋先生の「災害医療と薬剤師の現状と今後について」の講演では,東日本大震災での経験や災害医療における薬剤師の役割について解説がありました。さらに本学医学研究科精神医学分野 助教 橋本直樹先生には「災害時のこころのケア」についてお話しいただき,災害発生時の救命と同時に,災害に伴うストレスへの対応も重要であることを解説していただきました。会場からは多くの質問が寄せられ,非常に勉強になったなどの意見も頂き,活発な議論が行われました。
平成24年度も春と秋に生涯教育特別講座を開催いたします。詳細は薬学部ホームページ(http://www.pharm.hokudai.ac.jp/)に掲載されます。
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講演会場の様子 |
(薬学研究院・薬学部)
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