11月5日(土)から6日(日)にかけて,脳科学研究教育センターの合宿研修を大滝セミナーハウスで実施しました。
今年の合宿研修には,センター長を始めセンター基幹教員9名,文学・医学・保健科学・生命科学・教育学の各研究科・学院に所属する13名の大学院生,そして2名の事務職員が参加しました。2日間の研修では,口頭による大学院生研究発表(研修 I ),基幹教員講演(研修 II と V ),大学院生ポスター研究発表(研修 III ),センター長講話(研修 IV )を行いました。
今年の特徴は,ようやく研究が本格化しはじめたばかりの修士課程1年次の履修生だけではなく,昨年参加した修士課程2年次の履修生も多く,学年進行に伴って研究内容が深化していく様子を感じることができたことです。そして,本年度を以ってセンター長の任を終える予定になっている本間研一先生は,「原発安全神話と科学者の責任―結論ありきのデータ処理―」という講話を行い,統計学とその元となる仮説に対して常に大学人が科学性を備えた考察と批評を行うことの必要性を語りました。これらの研修を通して脳科学研究への理解を深めると同時に,深夜におよぶ懇親会も含め教員と学生の間の実質的な交流を行いました。
この合宿研修は,とかく所属研究室の研究テーマや研究技法に偏りがちな大学院教育を,その垣根を越えた形での融合的教育を目指す本センターの重要な活動の柱のひとつです。
 |
大学院生によるポスター発表風景 |
 |
大滝セミナーハウス前での集合写真 |
(脳科学研究教育センター)
|