トーゴとナイジェリアの間に位置する,アフリカで最も狭い国のひとつであるベナン共和国は,多数の民族を抱えながらも民主化を果たし,かつ,ブードゥー教など豊かな伝統文化が息づき,さまざまな分野でたいへん注目を集めている国です。
10月8日(土)に開催された土曜市民セミナー「アフリカの有名な小国―ベナン」では,留学生オロウ・マティロ・ティモテ・ビオ・オーガスティン氏(環境科学院 森林生態学専攻)が,講演だけではなく,ドラムを演奏し,さらに「ガリ(粉末状にしたキャッサバ芋)」を使った簡単な料理を実際に作り,参加者の皆さんに日常の食事を味わっていただくなど,ユニークな方法でアフリカの今日を紹介しました。
参加者の皆さんは,陽気な,そして奥深いアフリカの雰囲気を味わうことができ,学校教育の制度と実情などについて活発に質問・議論を行っていました。このセミナーは近くOCW(オープンコースウェア)で公開される予定です。
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ガリ料理を振る舞うオロウ氏 |
参加者の皆さんとドラムを叩くオロウ氏 |
「土曜市民セミナー」開催一覧(2011年度後期)
*第2土曜日 午後1時30分より,会場:総合博物館1階「知の交流」コーナー
日 程 |
タ イ ト ル |
講 師 |
12月10日(土) |
クラーク博士と札幌の植物展示 |
総合博物館 教授 高橋 英樹 |
2月11日(土) |
身近な岩石・鉱物と資源の話 考古学はなにを語れるか? |
総合博物館 教授 松枝 大治 総合博物館 教授 天野 哲也 |
3月10日(土) |
クラーク博士と札幌の地衣類 |
サハリン植物園 研究員/総合博物館 特任教授 スヴェトラーナ チャバネンコ |
(総合博物館)
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