役員便り

教育・入試等担当副学長 山口 佳三

大学に求められる広報活動

−広報と同窓会−

広報・同窓会担当理事 三上  隆 (みかみ たかし)

 大学での広報の目的は,社会における大学の役割と姿勢,社会への責任などを明確にし,北海道大学を広く認知してもらうことにあります。また,建学の精神やビジョンを広く社会にピーアールし,ブランドイメージを構築していくことも広報の重要な役割です。
 広報の内容は教育,研究,社会貢献など様々な分野に渡り,その対象も国内にとどまりません。特に国立大学法人化後,大学に対する情報公開の要求は増し,積極的な広報活動が望まれています。以下では,本学の広報活動を行う仕組みと現在進めているプロジェクトについて紹介します。

北海道大学の広報活動

 本学では,総長を室長とする広報室において広報に関する企画・立案をし,その業務実施は広報課が担当しています。広報課は全学的な広報全般を担当していますが,内容により,各部局等と連携しながら広報活動を進めています。
 情報の発信手段として,「リテラポプリ」,「北大時報」,「北海道大学読本」などの広報誌を発行しています。これらの広報誌は,本学ホームページでも閲覧できます。ホームページでは発行日の制約を受けずに様々な最新のニュースを発信でき,本学に関する情報を一元化しているため,有効な情報媒体として機能しています。これらの情報発信手段に加え,報道機関を通じた発信にも力を入れています。例えば,記者とのより良いコミュニケーションを図るため,総長主催の「記者懇談会」を開催しています。また,適宜プレスリリースを行い,広く一般の方に本学の取組みや優れた研究成果を紹介しています。教職員の皆様にも積極的にプレスリリースを活用してほしいと思います。
 新たな動きとしては,これまで学内に眠っていた貴重な画像・映像を中心とした情報のデータベース化を進めています。広報素材を共有化・共通化するべく,学内での活用に向けて作業を進めているところです。

連合同窓会とホームカミングデー

 北大を良く知り,そして愛着を持っている卒業生は,本学の最高の広報マンです。大学と同窓生が一体になる北海道大学連合同窓会(全学同窓会)は,社会との連携の要に,また相互支援体制の要に位置づけられており,本学と同窓生が情報を共有できる組織です。連合同窓会は,本学が法人化された平成16年に学部と地区の同窓会を会員として設立され,平成24年6月現在,19学部等及び28地区の同窓会(海外では中国,台湾,ブラジル),合計47団体で構成されています。連合同窓会では,同窓生の支援,本学の支援のため大学と連携を図りながら,クレジットカード「北海道大学カード」の発行など各種事業を展開しています。
 本年10月6日(土)には,札幌キャンパスにおいて第1回のホームカミングデーを開催します。この催しは,大学と同窓生とのつながりをさらに深めるため,本学と連合同窓会が連携して始める新たな事業です。本学を卒業・修了された同窓生の方々が,学部・学科,年代を超えて母校に集い同窓生相互の親睦を深めるとともに,母校の教育研究の諸活動の“今”を知ってもらうことを目的としています。当日は,歓迎式典・記念講演会(鈴木 章名誉教授),懇談会,20の部局・同窓会の企画行事が予定されています。詳細は本学ホームページ内特設サイト(http://www.hokudai.ac.jp/pr/alumni/home/index.html)でご覧いただけます。同窓生・教職員の皆様のご参加を心よりお待ちしています。

地域社会に開かれた大学

 緑の多い本学キャンパスを地域住民に開放することは,環境の良さとアカデミックな雰囲気を身近に感じてもらうためにも有益です。正門を入ってすぐ左側に北大インフォメーションセンター“エルムの森”があります。ここでは,各学部等のパンフレットをはじめとする広報誌を手に取ることができ,北大グッズを販売するショップとカフェが併設され,訪れた市民や観光客に北大を知ってもらう施設として機能しています。
 また,今年で7回目の開催となる“緑のビアガーデン”は,キャンパスの夏の風物詩として地域に定着しています。今年も,7月31日(火)〜8月3日(金)の4日間,百年記念会館を会場として開催します。冷たいビールと北大牧場産の食材を使用したフードをお楽しみください。

おわりに

 現在そしてこれからも激しく変化する社会において,大学の広報あり方は,絶えず模索を繰り返していかなければなりません。現在,学内には非常に多くの広報誌やパンフレット類があり,その情報量は膨大なものとなっています。見る側に立って作成され,かつ簡潔に整理された情報を発信しているか,今後一層の工夫が求められています。
 常により良い広報とは何であるかを考え,同窓生との連携を図り,北大ブランドを高めていきたいと考えます。
目次へ 次のページへ