7月25日(水)から8月26日(日)にかけて,今年度の教員免許状更新講習を開催しました。
現在教員免許を持っている現職教員等は,10年毎に設定される修了確認期限前の2年間に大学などが開設する30時間の教員免許状更新講習を受講(必修領域においては12時間,選択領域においては18時間の受講)及び修了し,免許管理者(都道府県教育委員会)に申請する必要があります。本講習制度は,その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう定期的に最新の知識技能を身に付けることで教員が自信と誇りを持って教壇に立ち社会の尊敬と信頼を得ることを目指すために,平成21年4月1日に導入されました。
平成21年度以降,本学では毎年講習を実施しており,今年度も様々な学校種の教員等を対象として,全8講習を開催しました。受講者の夏休み期間を中心に開催したことやバラエティに富んだ内容の講習を開設したこともあり,必修領域の受講者数は129名,選択領域の受講者数は7講習あわせて284名の方々の参加がありました。また,今年度は,練習船による水産科学実習を函館周辺海域のほか,宮城県沖合海域でも開講し,3日間の乗船実習を受講者全員無事に修了しました。
講習では,担当講師からのオリエンテーションの後,各テーマに関しての講義や実習が行われ,講習のまとめとして修了認定試験を行いました。講習後に寄せられたアンケートでは,「丁寧な資料とわかりやすい講義内容で興味深く受講できた」,「豊富な資料とわかりやすい説明で時間があっという間だった。専門分野の先生のお話を聞くことができ,自分とは別の視点を発見することができとても参考になった」などの意見があったほか,実習を主とする講習の受講者からは「目で見て,実際体験することの重要性を改めて感じることができた」,「授業の題材として,明日からでも活用できる実習だった」,「来年講習を受ける同僚がいれば是非薦めたい講習だった」などの意見が多数寄せられ,本講習の意義を改めて感じる良い機会となりました。
なお,今年度開催した講習は以下のとおりです。受講者の皆様,大変お疲れ様でした。