部局ニュース

法学研究科・附属高等法政教育研究センター公開講座
「東アジアのなかの北海道」が終了

 法学研究科及び附属高等法政教育研究センターでは,7月26日から8月23日までの毎週木曜日(8月16日を除く),全4回にわたって,公開講座「東アジアのなかの北海道」を開講し,定員の50名を上回る60名の受講生を得ました。
 地方が東京を経由せずに,直接,国際社会とつながる時代が到来し,国際社会とのヒトやモノのダイレクトな太い流通網をどれだけ築けるかは,地域の発展のかぎを握る要素ともなっています。北海道には豊かな自然環境と国際競争力のある農水産業があり,それらを活かした国際戦略をいかに展開するかが問われています。
 北海道にとってとりわけ重要な意味をもつパートナーは目下のところ中国,台湾,韓国などの東アジアの諸地域です。実際,これらの地域では近年,大変な北海道ブームが起きており,多くの観光客が押し寄せています。札幌をはじめ各地の観光地で中国語やハングルの看板や標識が目立ち始めています。
 本講義では,東アジアとかかわりの深い4名の研究者,実務家を講師とし,東アジアから北海道がどう見えているかを語っていただき,東アジアの人々が北海道にどんな視線を送っているかという角度から北海道の国際化戦略を展望しました。
 東アジア各国と北海道や本学との意外な歴史的つながり,各国における北海道に対するイメージの変遷など,東アジアと北海道の「今」を伝える講義に,受講生も熱心に聞き入り,休憩時間中も講師に質問する様子も見られるなど,好評のうちに全日程を終えることができました。
 なお,最終講義の終了後には閉講式が行われ,鈴木 賢高等法政教育研究センター長から所定の回数(3回以上)を受講した52名に修了証書が授与されました。
講義風景(会場:社会科学総合教育研究棟W409)

講義風景(会場:社会科学総合教育研究棟W409)

台湾と北海道との歴史について語る,徐 瑞湖氏

台湾と北海道との歴史について語る,徐 瑞湖氏

(法学研究科・法学部)

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