愛媛県在住の同窓生は約200名を数えます。愛媛エルム会(会長:松村 境,S50獣医)では,毎年夏に総会・懇親会を,冬に幹事会・懇親会を開催しています。総会,幹事会ともに参加者は毎回ほぼ30〜40名です。同会は,同窓生に限らず,元職員や論文博士を本学で授与された人など,本学に縁のある方々の懇親会への参加を歓迎しています。
本年の総会は8月17日(金),大学から三上 隆理事・副学長が出席し,道後山の手ホテルで開催されました。昨年から,総会の前に講演会が行われていますが,今年は愛媛大学南予水産研究センター教授の三浦 猛さん(S60水産)が,本学で行っていた研究である,試験管内で魚類の精原細胞から泳ぐ精子までを作るという,脊椎動物では世界で唯一の技術について講演しました。一般の方々には日頃接することの少ない内容でしたが,基礎生物学での本学の底力を示す内容に会員たちは熱心に耳を傾けており,質疑も活発で,さながら学会のようでした。
懇親会では北大談義,最近の事情などで盛り上がり,最後は恒例の幹事長発声の前口上に続く「都ぞ弥生」の大合唱で幕を閉じました。