9月5日(水)から26日(水)にかけて,学内の研究者等を対象とした科学研究費申請セミナーを開催しました。
例年,科学研究費助成事業(科研費)の応募にあたり,採択率の向上,申請手続き等の円滑化を目的として開催しているところですが,今年度は,「若手研究者向け」「大型研究種目への応募や研究種目のステップアップを検討している研究者向け」といった対象を設定し,それぞれの対象に応じた内容の講演を,札幌キャンパスで2回と函館キャンパスで1回行い,延べ237名が参加しました。
若手研究者向けには,水産科学研究院 酒井隆一教授(5日),工学研究院 森田隆二教授(18日),低温科学研究所 福井 学教授(26日)から,科研費の審査の仕組みについての講演,研究計画調書作成についてのアドバイスがありました。
また,大型研究種目・ステップアップ検討者向けには,低温科学研究所 渡部直樹教授(18日),文学研究科 宮内泰介教授(26日)から,これまでの自身の科研費獲得経験を通じた大型研究種目の獲得戦略や,研究組織づくりの面白さなどについて講演が行われました。
このほか,外部資金戦略課の担当者から平成25年度科研費における変更点,応募にあたっての注意事項やチェックサービスについての説明,国際競争力戦略チームのゴータム・ピタンバル准教授より研究業績の確認や研究組織づくりに活用できる「Researcher ID」の登録について説明がありました。
セミナーでは,平成15年度以来の大幅な改正である「系・分野・分科・細目表」の改正に高い関心が寄せられたほか,講演を受け,参加した研究者からは細目の選択方法や重複制限の取扱いなど,活発に質問が寄せられました。