12月4日(火),保健科学院・保健科学研究院は,インドネシア共和国中部ジャワ州の州都スマラン市において,Diponegoro(ディポネゴロ)大学医学部及び大学附属Dr. Kariadi(カリアディ)病院と部局間交流協定を締結しました。
スマラン市は古都ジョグジャカルタで知られる中部ジャワ州の州都です。人口は150万人を超え,ジャカルタ,スラバヤ,メダン,バンドンと並ぶ5大都市と称されます。
Diponegoro大学は1957年創立の11学部を擁する総合大学です。イギリスの高等教育情報機関(Quacquarelli Symonds:QS)による世界大学ランキングではインドネシアで第8位です(2012年)。医学部は医学科,看護学科,栄養学科を擁しています。また,独立した公衆衛生学部もあります。
一方,Dr. Kariadi病院はオランダ領であった1925年に創立され(1942年から1945年の日本統治時代は「中央市民病院」と改称),独立を経て1964年に現在の名称となりました。大学の附属病院ですが独立した研究教育機関であり,放射線,リハビリテーション,検査なども充実した基幹総合病院です。
近年,経済発展がめざましく,日本とのつながりも深いASEAN諸国の研究機関と協定を結んだことは,長期的視点において意義が大きいと考えます。今後,密接な交流を通じて,研究・教育の両面において双方に有益なパートナーシップを構築していきたいと思います。