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「食と健康」研究会・部会を開催

会場の様子

会場の様子

 1月31日(木),2月1日(金)の2日間にわたり,創成科学研究棟5階大会議室において,産学連携本部が主催する「食と健康」研究会の第1回部会を開催しました。
 第1回目は,「ポリフェノールと健康」,「食の安全性」,「腸内環境と健康」の3部会を開催し,本学研究者をはじめ,食関連の研究をされている学外の研究者,企業の皆様など,延べ123名の方にご参加いただきました。
 産学連携本部では,関係の皆様のご協力をいただきながら,昨年11月20日(火)に「食と健康」研究会を立ち上げました。この部会は,研究会の中に4つのテーマによる部会を設け,事業化に向けて産学の研究者が自由に意見交換するための場を提供するという位置づけのものです。1月31日(木)の「ポリフェノールと健康」部会では,産学連携本部の木曽良信TLO部門長から,ポリフェノールの機能性評価の事例紹介やポリフェノールの新たな機能性の提案がありました。引き続き開催された「食の安全性」部会では,帯広畜産大学動物・食品衛生研究センターの川本恵子准教授,本学水産科学研究院の山崎浩司准教授のお二人から,それぞれ食物に含まれる食中毒などの病原菌を迅速に検出する方法について,検査手法の説明がありました。2月1日(金)の「腸内環境と健康」部会では,「健康をキーワードとした乳酸菌とビフィズス菌の可能性」と題して,腸内で活躍する乳酸菌等の事例紹介や腸内環境の解析法について,説明がありました。各部会とも講演者の発表後には質問が相次ぎ,活発な意見交換がなされ,研究者のみならず企業の皆様も大いに関心を持ち本研究会・部会に参加されていることが,ひしひしと伝わってきました。
 なお,当初予定されていた「生理活性脂質と健康」部会は,日程の関係から今回は見送りとなり,次回の部会よりスタートすることとなりました。次回研究会(本年7月頃開催予定)までに引き続き部会を開催し,製品開発に向けての具体的な研究テーマの絞り込みを行っていきます。
質疑応答の様子

質疑応答の様子

(産学連携本部)

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