経済学研究科,地域経済経営ネットワーク研究センター,北海道経済産業局,トーマツベンチャーサポート株式会社主催による,スタートアップ予備軍となる学生の起業意識の向上を支援するための講座を,1月25日(金)午後1時から同2時30分まで,人文・社会科学総合教育研究棟W102教室において開催しました。
講師として,起業支援の分野で著名な株式会社サムライインキュベート代表取締役CEOの

原健太郎氏を招聘し,

原氏による講演と本学の学生によるビジネスプラン発表会の2部構成の講座としました。
具体的には,まず

氏が支援された起業家の起業に至る物語などを交えて,サムライインキュベートの事業活動の概要をご説明いただきました。その上で,

原氏のこれまでのキャリアと今後の展望を基に,起業にかかわらず広くビジネスの世界で成功する際に求められる基本的な意識や姿勢について語っていただきました。
その後,

原氏への質疑応答を経て,本学の学生3名によるビジネスプラン発表会が行われました。テーマは,報告順に「アパレルショップの口コミサイトの提案」(経済学部4年 佐藤航太さん),「電子マネーで自身の健康を考える」(理学部4年 川田綾香さん),「エンジニアの実績をプロデュースする大学」(会計専門職大学院1年 星川尚久さん)でした。各報告について,

原氏から資金調達や目標設定,事業計画,広報活動といった観点から熱心かつ実践的な講評をいただきました。
参加した学生は,社会的意義は非常に大きいものの,立場上なかなか捉えにくい「起業」という世界の第一線で活躍されている方の生の声に聞き入っていました。また,同年代の学生による高水準のビジネスプランの報告から大いに刺激を受けているようでした。
経済学研究科並びに地域経済経営ネットワーク研究センターは,今後も学生や地域の関係者の方々の内省や実践に寄与するイベントを開催していく予定です。