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環境健康科学研究教育センターが「BiCCA(Birth Cohort Consortium of Asia)Seminar at Sapporo」を開催

 2月4日(月),中央キャンパス総合研究棟1階会議室において,「BiCCA(Birth Cohort Consortium of Asia)Seminar at Sapporo」を実施しました。BiCCAはアジア各国における子どもの環境と健康に関する出生コーホート研究の共同研究体制づくりを行っており,環境健康科学研究教育センターもその中心として活動しています。
 今回は大学間交流協定校事業により招聘した国立台湾大学のPau-Chung CHEN教授,Mei-Huei CHEN研究員,また,韓国梨花女子大学校のEun-hee Ha教授,Byungmi Kim研究員が参加し,BiCCAの取り組みに関する報告や,台湾,韓国,北海道で実施しているコーホート研究について,本センターの教員,兼務教員,及び研究員等で活発な意見が交わされました。また,BiCCAセミナーに合わせて,WHO/WPRO(世界保健機関西太平洋事務局)のEnvironmental HealthのチームリーダーであるMohd Nasir Bin Hassan博士も招聘し,WHO西太平洋事務局の環境保健分野の活動とコホート研究への期待に関してご講演いただきました。午後は研究代表者会議が行われ,今後のBiCCAの推進について具体的な各大学の役割分担などが決められました。
 また同日,WHOのCollaborating Centre(CC),WHOCCを当センターに設置させる意義と準備状況についてのプレゼンテーションを行いました。Hassan博士は,本学と当センターの幅広い研究やBiCCAの取り組みを評価されたうえで,WHOCCとして指定を受けるためには,当センターが最も得意とする活動に焦点を絞っていくよう提案されました。
 今後も環境健康科学研究教育センターでは海外研究者との連携や,WHOCollaborating Centre設立に向けた活動を推進していきます。

コーホート研究
ある集団を前向きに追跡する疫学研究における手法のひとつ。

招聘したWHO西太平洋事務局のHassan博士(前列右から4人目)らとともに

招聘したWHO西太平洋事務局のHassan博士
(前列右から4人目)らとともに

国立台湾大学 Pau-Chung CHEN教授

国立台湾大学 Pau-Chung CHEN教授

韓国梨花女子大学校 Ha教授

韓国梨花女子大学校 Ha教授

(環境健康科学研究教育センター)

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