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「若手研究者のためのAuthor Workshop
〜アクセプトされる論文を書くために〜」開催

ほぼ満員となった理学部大講堂

ほぼ満員となった理学部大講堂

講演するマシュー・ヒル・ディック先生

講演するマシュー・ヒル・ディック先生

 「若手研究者のためのAuthor Workshop 〜アクセプトされる論文を書くために〜」を,6月11日(火)午後1時〜4時に,理学部5号館大講堂で開催しました。
 このワークショップは,附属図書館,創成研究機構URAステーション及びエルゼビア・ジャパン株式会社の共催により,研究テーマ設定から国際誌への投稿までを若手研究者に向けて解説し,研究成果を論文で世界に向けて発信するための支援とすることを目的に開催されました。
 当日は最初に,寺尾宏明理学研究院長より若手研究者に向けて論文執筆への激励となる挨拶がありました。次いで,多くの国での研究経験を持つエルゼビア社バイス・プレジデントのアンデーシュ・カールソン氏より「デジタル時代における若手研究者に必要なスキル」という英語での講演が行われました。また,理学研究院特任教授のマシュー・ヒル・ディック先生からは「Your research is a commodity, and you are the salesperson」というタイトルで英語論文執筆の技術的な話や如何に論文の価値を高めるかといった内容について英語での講演をいただきました。後半は日本語による講演で,理学研究院助教の岩井智弘先生からは「初めての科学論文執筆」と題し,研究テーマの立ち上げから実験を経て論文執筆に至る過程についてご自身の経験を交えた丁寧な講演がありました。最後は,エルゼビア社の恒吉有紀氏から「論文執筆時のScopusの活用法」について解説いただきました。
 全体で157名の参加があり,アクセプトされる論文を書くことへの関心の高さをうかがわせました。アンケートでは「非常に参考になった。研究を続けるモチベーションとなる良い機会であった。」「今後もこのような機会を増やして欲しい。」などの多くの声が寄せられました。

(附属図書館)

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