7月1日(月)から29日(月)まで,本年度の公開講座を情報教育館スタジオ型多目的中講義室において開催しました。
本講座では「2030年へのシナリオ」をテーマに,少子高齢化や経済の低迷,財政危機,近隣諸国との緊張関係など閉塞感が日本社会を覆うなか,この先どのような未来像を描くことができるのか,様々な分野から検討が行われました。
各回の講義題目と講師は,第1回「グローバリゼーションと教育の変容」(教育学研究院・小内 透教授),第2回「エネルギーと人類の関わり−これまで,そしてこれから−」(理学研究院・野嵜龍介准教授),第3回「実産業を支える画像技術」(情報科学研究科・金子俊一教授),第4回「日本の物価を考える」(公共政策学連携研究部・工藤教孝准教授),第5回「北海道の都市と交通の将来展望」(工学研究院・岸 邦宏准教授),第6回「わが国の医療と薬の近未来像とは」(薬学研究院・武田宏司教授),第7回「2030年,そのとき北海道の食料とエネルギーは?」(地球環境科学研究院・藤井賢彦准教授),第8回「宗教とソーシャル・キャピタル−人口減少社会における宗教の役割−」(文学研究科・櫻井義秀教授)で,全回を通しての受講者は92名,特定回のみの受講者は19名でした。
各回の講義終了後には,受講者から熱心な質問が寄せられました。また,7月18日(木)(第5回)には本学と上富良野町とでインターネットを利用した遠隔公開講座を実施し,講師と上富良野町の受講者との間で質疑応答が行われました。
なお,最終講義の終了後には閉講式が行われ,6回以上出席した75名の受講者に,木村 純高等教育推進機構高等教育研究部生涯学習計画研究部門長から修了証書が手渡されました。