水産学部が所有する練習船おしょろ丸は,明治42年に初代「忍路丸」が建造され,昭和2年建造のII世,昭和37年建造のIII世,そして昭和58年建造のIV世が,北太平洋を中心とした海域において漁業実習,海洋学実習,漁場調査実習,航海運用実習等並びに調査研究を実施し,多大な功績を残してきました。
現在運航中のIV世は平成25年度に引退し,新たに造船されるV世へその役割が引き継がれます。総合博物館では「消えゆく船」と「生まれる船」の交差する平成26年度に,分館である水産科学館で,おしょろ丸をテーマにした企画展示「学船(がくせん) 洋上のキャンパスおしょろ丸」を開催することとなりました。展示では,初代からIV世へと続く歴史と,その優れた研究成果を資料で紹介します。また,IV世の船内における研究や教育など貴重な記録映像を公開し,現在造船中のV世の造船風景も公開します。
そこで,海や船をイメージ,またはモチーフとし,展示や練習船に親しみを持ってもらえるイラストを広く募集いたします。この公募と企画展を通し,多くの方に練習船の存在とその使命を知っていただければと思います。詳細については,総合博物館ホームページをご参照ください。http://www.museum.hokudai.ac.jp/news/article/205/