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「第4回ファースト・ステップ・プログラム(一般教育演習
フレッシュマンセミナー):グローバル・キャリア・デザイン1」を
フィンランドとドイツで実施

フィンランドで村田エレクトロニクスを訪問

フィンランドで村田エレクトロニクスを訪問

 国際本部では,平成23年度より海外の協定校,国際協力の現場,躍進する日系企業などグローバルなキャリアに関連する現場の経験を通して,語学研修や交換留学等の海外経験に挑戦することを促すファースト・ステップ・プログラム(FSP)を実施しています。今年度からは,一般教育演習(フレッシュマンセミナー):グローバル・キャリア・デザインとして開講することになりました。第4回となる今回は,欧州の協定校への留学促進に重点を置いて,6つの異なる部局の学生19名が引率者とともに,8月24日(土)から9月8日(日)にかけて,フィンランドとドイツを訪問しました。
 フィンランドでは,今年度新規に大学間交流協定を締結したアアルト大学を訪問したり,フィンランド国際交流推進センター(CIMO)で本学紹介のプレゼンテーション,そして,ヘルシンキ所在の国際機関である,国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)やヘルシンキ委員会,民間企業では村田エレクトロニクスを訪問しました。加えて,在フィンランド日本国大使館に出向している本学OBや,貿易関連,難民問題や原子力開発等に関わっている現地在住の日本人と業務やキャリア形成について意見交換を行いました。
 ドイツでは,ミュンヘン大学とミュンヘン工科大学の2つの協定校を訪問して,本学の紹介や日本文化等に係るプレゼンテーションを行いました。企業訪問では,本学農学部OBで新渡戸カレッジフェローも務めている松沢幸一氏が社長を務めたキリン・ヨーロッパ社が関わっている世界最古のビール醸造所,ドコモ欧州研究所,富士通テクノロジー・ソリュージョン,ミュンヘン日本人国際学校,ミュンヘン日本国総領事館等の日系関連組織と,ミュンヘン・メッセ・インターナショナル等の現地企業を訪問して,そこで活躍されている方の業務やキャリア形成について意見交換することができました。札幌に戻る途中の成田空港では,日本航空(JAL)オペレーション・コントロール・センターも訪問しました。
 2週間という限られた期間で,参加学生は,多様な業種のキャリアデザインの状況を実感することができました。帰国後,語学研修や交換留学など具体的な行動計画をまとめて,在学中にそれらの計画を実行し,セカンド・ステップに進むことが期待されています。
 今年度の後期は,「グローバル・キャリア・デザイン2」として,来年2月にシンガポールとタイ(第5回),そして,タイとザンビア(第6回)を開講する予定です。より多くの学生に本プログラムに参加してもらい,留学を含む海外体験をより身近に感じてもらえるよう,さらに努めていきます。国際本部では,メール(jryugaku@oia.hokudai.ac.jp)または,個別の留学相談も受付けていますので,留学希望の学生にご紹介ください。
ミュンヘン大学における日本語講座受講者との交流

ミュンヘン大学における日本語講座受講者との交流

フィンランド国際交流センターでのプレゼンテーション

フィンランド国際交流センターでのプレゼンテーション

(国際本部国際支援課)

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