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先端生命科学研究院で「夏期FD研修会」を開催

会場の様子

会場の様子

 先端生命科学研究院では9月19日(木)に北キャンパス「シオノギ創薬イノベーションセンター」産学コミュニティホールにおいて,平成25年度「夏期FD研修会」を開催しました。今回の研修は教育担当教員を対象とし,理学部生物科学科(高分子機能学専修分野),生命科学院生命科学専攻(生命融合科学コース)に所属する28名の教員が参加しました。
 教育担当教員は,研究室に配属した学生に対し研究指導を行うだけではなく,学生の育成という教育的観点から,卒業・修了後の進路指導・就職活動支援を行うことが求められています。そこで,今回の研修では,キャリアセンターと人材育成本部から講師を招き,就活支援並びにキャリアパス教育の活動内容について説明を行い,学生への進路指導のあり方について学ぶ機会を設けました。
 キャリアセンターからは徳山雅一課長が,学部生と修士課程学生に対する就活支援の活動について,具体的な事例を交えながら説明を行いました。学生への手厚いサポートがされていることを知らなかった教員も多く,研修後のアンケートでは「北大の就活支援がとても充実していると知り驚いた」「就職難は本当に深刻な問題であり,これを解決する試みに取り組んで頂けるのは有り難い」「セミナーなどに参加するよう学生に指導したい」といった感想が数多く寄せられました。
 人材育成本部からは鷲見芳彦特任教授が,博士後期課程学生とポスドクに対するキャリアパス支援の活動内容について講演を行いました。学位取得後にアカデミアのみならず民間企業への多様な進路への意識改革を目的としたキャリア実践科目(Advanced COSA,赤い糸会,博士力インターンシップなど)が大学院共通授業科目として提供され,受講学生の民間企業内定率が一般よりかなり高いことなどの紹介がありました。参加教員から「単なる就活の場でなく教育をされている事がすばらしい。」「大変意義のある活動で教員としても助かる。」「我々自身も教員の意識改革について考えていきたい。」という感想が寄せられました。
 講演後には,留学生への支援状況,教員側の意識の現状などについて質疑応答がありました。今回の研修を通じて,研究室に配属した学生に対する進路指導のあり方を考えるきっかけとなりました。
徳山課長によるキャリアセンターの説明

徳山課長によるキャリアセンターの説明

鷲見特任教授による人材育成本部の説明

鷲見特任教授による人材育成本部の説明

(生命科学院・先端生命科学研究院)

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