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農学研究院で平成25年度第2回FD研修会を開催

 11月19日(火)午前10時30分から正午まで,農学研究院総合研究棟多目的室にて,平成25年度第2回FD研修会「デザイン思考に基づくイノベーション人材創出」を開催しました。31名(うち教員19名,職員2名,博士研究員2名,博士学生4名,修士学生2名,その他2名)が聴衆として参加しました。
 丸谷知己農学研究院長の挨拶の後,今回の研修を企画した人材育成本部の鷲見芳彦特任教授が人材育成本部の説明を行いました。
 次いで,米国カリフォルニア州にあるパロアルト研究所の大橋 晶氏によって「異文化理解に基づくイノベーション創出〜パロアルト研究所の挑戦〜」と題する講演が行われました。パロアルト研究所はゼロックスの研究部門として設立され,2002年に独立しましたが,レーザープリンターをはじめ,事務機器・通信・情報分野等における数々の発明で知られる著名な研究機関です。
 講演では,製品開発におけるエスノグラフィ(民族誌学)の導入について,具体例を交えた説明がなされました。エスノグラフィとは,社会学や文化人類学等の社会科学で用いられる,フィールドワークに基づく個人・集団の定性分析を指し,技術的合理性の追求によって製品開発を進めるだけではなく,消費者の求めるものをエスノグラフィの手法によって探り当てることの重要性が説かれました。米国の企業ではエスノグラファーと呼ばれる専門職を採用するケースが多く,日本企業にもそのような動きが広がりつつあるそうです。
 講演後の質疑やセミナー後に回収されたアンケートでは,「新しいモノづくりのための考え方を知ることができた」という好意的な感想が寄せられました。他方,大学の研究・教育においてエスノグラフィの手法をどのように採り入れるのかが課題になるという指摘もありました。
 ご講演いただいた大橋氏と素晴らしいセミナーを企画された人材育成本部に感謝いたします。
講演する大橋氏

講演する大橋氏

会場の様子

会場の様子

(農学院・農学研究院・農学部)

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