12月9日(月),教育学習支援に関わる教職員及び大学図書館職員を対象とするセミナー「加速化するオープンエデュケーション」が人文・社会科学総合教育研究棟409室で開催されました。
このセミナーは,ICT技術を利用し,大学や国の枠を超えて学習の高度化を図るオープンエデュケーションの流れが世界的に加速しつつある中,図書館や機関リポジトリが果たすべき役割について多角的に考えることを目的として,教育改革室,情報基盤センター及び附属図書館が共同で開催したものです。
当日は最初に,教育改革室の山口淳二役員補佐から「道内国立大学の教養教育連携実施」と題した講演があり,次いで,千葉大学アカデミック・リンク・センター 長丁光則客員教授から「大学学習資源利用モデル研究会の活動とオープンエデュケーションの電子教材コンテンツ」と題した講演が行われました。休憩の後,附属図書館学術システム課 片桐和子課長から「HUSCAPにおける教材」と題した講演が行われ,最後に情報基盤センターメディア教育研究部門 重田勝介准教授から「オープンエデュケーションとMOOCs普及に向けた図書館の役割」と題した講演が行われました。
セミナーには本学教職員のほか,道内の国公私立大学職員や会社員の方など約60名の参加があり,オープンエデュケーションへの関心の高さをうかがわせました。アンケートでは「道内の教養教育連携は他に先駆けた興味深い取り組みであると思う」「著作権の新しいルール作りが重要になるのでは」「オープンエデュケーションをめぐる状況を改めて整理・理解することができた」など多くの声が寄せられました。