11月29日(金),平成25年5月23日に80才という年齢で世界最高峰エベレスト登頂を達成し,無事帰国された三浦雄一郎氏(昭和31年獣医学部卒業)をお招きし,「三浦雄一郎氏80才エベレスト登頂記念祝賀会」が開催されました。本祝賀会は,北海道大学東京同窓会,北海道大学獣医学部同窓会関東支部,一般社団法人札幌農学同窓会,北大スキー部OB会東京支部,北大山の会東京支部という5つの組織が主催という形で協力し準備並びに運営にあたったものです。当日は大手町サンケイプラザ 4Fホールに約260名もの同窓生が集まり,大変盛大なものとなりました。
祝賀会の進行役は,足立直子氏,高橋 寛氏が務め,18時30分定刻に開始されました。石山 喬東京同窓会理事長の開会挨拶に続いて,来賓を代表して山口佳三総長の挨拶に始まり,発起人として元東京同窓会理事長の松田昌士顧問,數土文夫連合同窓会会長にご祝辞を頂戴した後,獣医学部を代表して采 孟獣医学部同窓会関東支部長の乾杯のご発声で懇談へと移りました。
懇談中は,会場前方の大スクリーンに今回のエベレスト挑戦のスナップ写真のスライドショーが大迫力で映し出されていました。その間に準備を整えて,今回の祝賀会のメインである三浦雄一郎氏と安間 莊氏の「対談」が始まりました。お2人は,1970年の日本エベレストスキー探検隊における,隊長(三浦氏),副隊長(安間氏)というご関係で,今回の対談も安間氏から三浦氏にお願いし快諾いただいたものでした。当時のお話,今回の登頂の成功など,興味深い話は尽きず,当初予定の30分を超える間,立ったままでお話をされました。用意した椅子をご利用いただかなったことで,お2人が歩み寄ったり話を譲ったりと動きのある対談となり,また,その姿を会場後方からも見ることができました。
「対談」に続いて,司会の足立氏と,三浦氏の後輩で祝賀会参加者中最年少の小原昭子氏から三浦氏にお祝いの花束が手渡されました。
続く歓談の後,北海道大学合唱団・東京OB会−クラーク・クラブ−の13名が壇上に進み,五十嵐賢氏の指揮により,校歌「永遠の幸」の一番を合唱団で,二番を参加者全員で歌いました。明治四十五年寮歌「都ぞ弥生」は,北大スキー部OB会東京支部長 坂谷 諦氏の前口上に続いて,参加者全員が肩を組み一体となって三番「寒月懸れる針葉樹林・・・」まで,高らかに歌い上げました。
最後は,一般社団法人札幌農学同窓会を代表して,東京同窓会顧問の中山 悠氏の挨拶にて閉会となりました。