1月16日(木)と20日(月),国際本部では「北大生をグローバルに活躍する気にさせるセミナー」を開催しました。このセミナーは,様々な分野において海外で活躍されている方を講師としてお迎えして,現在の業務経験に加えて,その方の学生時代から今日に至るまでのキャリア形成についてもお話しいただくことで,参加者に海外で活躍することに関心を持ってもらうための機会を提供するものです。
1月16日(木)には,日本航空(JAL)の協力を得て,国際線の客室乗務員の経験のある野澤麻由美氏を講師としてお迎えしました。昨年の流行語大賞にも選ばれた「おもてなし」をテーマとして,本学学生や高校生,一般の方も含む80名以上の参加者を対象に,笑顔,アイコンタクト,姿勢などの基本動作を学んだり,クイズや参加者同士で自己紹介を練習したりするなど参加型形式で行われました。参加者からは,「JALのスタイルは日本のおもてなしを実現している」,「『大変=大きく変わるとき』という説明が印象に残った」,「JALのおもてなし,しつらえについてよく理解できた」といった感想があり,大変好評でした。
1月20日(月)は,東京にある国際連合広報センターの根本かおる所長を講師としてお迎えし,幼少期のドイツでの体験や,アナウンサーを経て国際機関で活躍するに至るまでの経験について講演していただきました。本学学生に加えて,高校生や社会人も含めて120名近くが参加しました。参加者からは,「国連で働く具体的な道筋が理解できた」,「国連が女性にとって働きやすい職場だと分かった」,「好奇心や思いの強さが行動の強さに表れることを学んだ」,「北海道で国連に勤めている方の話を直接聞けるのは貴重」といった感想があり,講演時間を過ぎても,根本所長に直接話を聞きたいという学生が多数会場に残っているほどでした。
また,根本所長は,講演の前には,国連の寄託図書館でもある本学の附属図書館を訪問され,館内の国際資料や開催中のパネル展示「UNHCRを知っていますか?」を熱心に見学されました。
国際本部では,来年度も,様々な分野でグローバルに活躍されている方々を講師としてお招きし,業務内容だけでなく,講師の方のキャリア形成などについて講演していただくことで,学生が海外に羽ばたこうとする意欲を高めることに取り組んでいきます。