地球環境科学研究院が,平成25年度「省エネ大賞」(主催:一般財団法人省エネルギーセンター,後援:経済産業省)の省エネ事例部門において省エネルギーセンター会長賞を受賞し,1月29日(水)に東京都内で表彰式が行われました。受賞テーマは,「寒冷地の実験系大学院の節電」です。
同賞は,国内の産業・業務・運輸部門に属する企業,工場,事業場等の省エネルギーを推進している事業者及び省エネルギー性に優れた製品を開発した事業者の活動を発表大会で広く共有すると共に,優れた取組を行っている事業者を表彰することにより,省エネルギー意識の浸透,省エネルギー製品の普及促進,省エネルギー産業の発展及び省エネルギー型社会の構築に寄与することを目的として実施されているものです。
受賞の対象となったのは,平成23年度から実施している「環境科学院『見える化』システムを活用する環境負荷低減実現プロジェクト」での取組で,その成果が認められ今回の受賞となりました。具体的には,「見える化」システムのデータを基に,学生と教職員が協働して省エネ・節電活動に取り組みました。各種設備の運用改善と自主的省エネ行動の促進により,平成24年度のピーク電力について,同22年度比で夏季は21%,冬季は14%の削減に成功しました。
これらの方策を本研究院外でも活用できるよう情報発信を行うと共に,環境教育の場における環境意識の向上と省エネ実践を継続する予定です。