附属図書館では,1月24日(金),本学及び道内国立大学図書系事務職員等を対象として「海外出張報告会」を附属図書館大会議室で開催し,本学教員,附属図書館事務職員及び他大学図書系事務職員等約40名が参加しました。
この報告会は,図書業務に関する海外出張等を行った附属図書館事務職員が,当該出張等により得られた,図書館として今後取り組むべき課題や最新情報について発表を行い,情報の共有化を図ることを目的として,昨年度に引き続き開催したものです。
当日は望月恒子附属図書館副館長からの挨拶の後,最初に佐々木翼学術システム課事務職員から,新渡戸カレッジ事業実施に係る参考調査のため訪問した,米国マサチューセッツ大学アマースト校等の大学図書館における学習支援サービス等について報告が行われました。次いで,千葉浩之利用支援課事務職員から,フィンランドの各大学図書館及び公共図書館における先進的な学習支援や利用者サービス等について報告が行われました。この訪問は国立大学図書館協会海外派遣事業により実現したものです。最後に,三隅健一学術システム課事務職員から,昨年11月ドイツで開催されたベルリンオープンアクセス会議における審議・報告事項として機関リポジトリやオープンアクセスに関する海外での最新動向について報告が行われました。これは国立情報学研究所からの依頼により参加したものです。
報告の後に行われた質疑応答の際には,海外での先進的な図書館運営等に関する参加者からの熱心な質問が数多く寄せられ,大変有意義な報告会となりました。