メディア・コミュニケーション研究院では,平成26年度公開講座「近代とその行方:アートとグロバリゼーションとリスク」を,5月14日から6月4日までの毎週水曜日,4名の講師が1回ずつ担当する形で,全4回にわたり実施しました。
本講座では,近代性を読み解き,脱近代と言える現代の諸問題を,当研究院の若手研究者が様々なアプローチで明らかにしました。近代化とポスト近代の説明,19世紀の芸術表現,現代アメリカの政治が抱える諸問題,原発事故を事例としたリスク・コミュニケーションのあり方についての講義は,歴史的考察と現代性を組み合わせた多彩な構成となりました。
様々な社会的問題に興味をお持ちの受講者から,毎回鋭い質問がなされ,質疑応答の中から講師達も新たな発見をすることもあり,活発で有意義な時間となりました。そして最終日には,計46名の受講生が修了証書を手渡され,本講座は盛況のうちに無事に終了しました。