工学系大学院FD研修を,6月6日(金)・7日(土)の1泊2日の日程で北広島クラッセホテルにおいて開催しました。主催は工学研究院工学系教育研究センター(CEED),共催は工学院教育企画室及び情報科学研究科でした。
本研修は,CEEDが積極的に推進している海外インターンシップを中心とした工学教育について教員同士でより深く考えることを目的に, 「海外インターンシップ派遣活性化のための戦略と未来像〜海外派遣者数年間100名を達成するために〜」 というテーマで行われました。
CEEDの産学連携教育プログラム開発部の部員を中心に,名和豊春工学研究院長,野口 徹 初代CEEDセンター長,船水尚行 現CEEDセンター長など総勢26名が参加しました。
1日目は,まず野口初代CEEDセンター長による「CEED黎明期のインターンシップの取組み」との講演で幕を開け,次いで学生側から見た海外インターンシップの効果の検証として2名の学生の発表があり,最後に名和研究院長による「工学教育の目指すもの」との講演で終了しました。その後,夕食を挟み,教員同士で深夜1時まで熱く教育について語り合っていました。
2日目は,まず船水センター長による「CEEDのめざすインターンシップとは」との講演があり,次いで独自の海外インターンシッププログラムを展開する北方圏環境政策工学部門及び環境循環システム部門の教員からプログラムの特色などの説明がありました。
続いて「年間100名の学生を海外インターンシップに派遣するには」,「より効果的なインターンシップにするためには」,及び「より良い工学教育とは」について,3つのグループに分かれて討論し,最後に各グループがまとめを発表しました。
当初は,工学系の教員に「海外インターンシップを中心とした工学教育」についてどれだけ考えてもらえるか心配もありましたが,質疑応答・討論ともに非常に熱が入っていて活発に行われ,皆非常に熱心に思い入れを持って教育をしていることが真に伝わってきました。
CEEDでは,今回のFD研修を機会に,今後も海外インターンシップなどの活動を通して,工学教育にさらなる貢献をしていきたいと考えています。